今度はワルターでベトの交響曲第1番 | 音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~)

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クラシック音楽に目覚めたのはSP時代だった。知人から借りたレコードが
きっかけ。後にLPを集めたりしたが、時に感動して涙した頃が懐かしい
な~。/

主に四季の花や自然の風景などビデオ撮りした動画に、出来るだけ自作のBGMを付けて載せたいと思います。


ぼたんに次いで、クレマチスが開花し始めました。
1年生の苗を買って翌年に開花して、今年は2回目に
なる。
ムルチブルー八重咲きで、花期は5~9月とあるが、
初夏のような気温が続いたので少し開花が早まったの
だろう。


さて、前回聴いたベートーヴェンの第一交響曲、ヨッフムの
演奏が最初に手にした盤というのは思い違いであって、
よく考えると、それより先にワルター盤を買っていたのだった。
それで、今日改めてワルターで聴き直してみると、どうやら
私の頭にある音楽はこの演奏だったように思われる。


ヨッフムのよりは聴いていて充実感があった。前回に述べた
ように音の所為も否定し得ないところではあろうけれども。
先ず第1楽章で、ワルターの方が溌剌感がある。

第2楽章では極めて絞り込んだ音に始まって、それが大きく
膨れ上がったり、音量の差がしっかりしている。
その起伏で表現の幅が出来て、詩情の豊かさにもつながって
いるように感じる。
私には楽想にあまり変化がないように聞こえるので、こうでない
と平板で面白くないように思うのだ。ヨッフムは温和過ぎた。

第3楽章の終りの力感と、それに続く終楽章冒頭の緊張感が
いい。そして、アレグロの主部ではベートーヴェンの若々しい
エネルギーが吹き出ているのが伝わってくるようで、心地よい
興奮を覚えるのであった。

 演奏:ブルーノ・ワルター/コロンビア交響楽団(LP盤)