モーツアルト ピアノ協奏曲 第19番 | 音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~)

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クラシック音楽に目覚めたのはSP時代だった。知人から借りたレコードが
きっかけ。後にLPを集めたりしたが、時に感動して涙した頃が懐かしい
な~。/

主に四季の花や自然の風景などビデオ撮りした動画に、出来るだけ自作のBGMを付けて載せたいと思います。

今日は気温が急上昇で、4月上中旬のようなぽかぽか
陽気になりました。
文鳥のケージのひよこ電球は今年初めて消灯でした。


聴いた曲はモーツアルトのピアノ協奏曲第19番ヘ長調
アンネローゼ・ッシュミット/クルト・マズア&ドレースデン・
フィルハーモニー管弦楽団
のLP盤で、第21番ハ長調と
カップリング。

モーツアルトのピアノ協奏曲と言えば短調の2曲しか知ら
なかった当時、第20番よりも前の作品を知る上で、私に
とっては重要なレコードであった。
この2曲では、やはり第21番の方をよく聴いていたので、
この19番は記憶の点では大分劣る。
と言うことで、久しぶりにこれを聴くことにした。


冒頭、弦とフルートの軽やかな旋律で始まるが、直ぐに
ホルンが加わり、テュッティでその旋律が繰り返されると
華やかである。
ホルンがよく響く。

思い返せば、このレコードを買った頃は、ラックスのプリメイン
アンプで、オーディオに凝り始める最初のシステムであった。
それ以来、恐らく今日まで聴いていないかも知れない。
そんな所為で、ホルンの響きに充実感を覚えるのか。


この主題が何度も繰り返されるが、提示部の終りやカデンツァ
の後のコーダでは、まるでフィガロか何かのオペラを聴くような
雰囲気がする。


第2楽章では、曲の途中に短調に変わる場面が、モーツアルト
の、いわゆる翳りの音楽で趣きがある。


第3楽章は、構成のユニークさがある。モーツアルトのピアノ協
奏曲では、常になんらかの新しい試みを施しているとの解説を
耳にしたことがあるが、これもそのひとつなのかも知れない。

まあ、全体の雰囲気はサロン調の楽しいものという感じであった。