バッハ 管弦楽組曲 第2番 ロ短調 | 音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~)

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クラシック音楽に目覚めたのはSP時代だった。知人から借りたレコードが
きっかけ。後にLPを集めたりしたが、時に感動して涙した頃が懐かしい
な~。/

主に四季の花や自然の風景などビデオ撮りした動画に、出来るだけ自作のBGMを付けて載せたいと思います。

バッハのカンタータの中で最も有名なひとつと思われる
「喜んで十字架を担わん」を聴いてみようと思って、その
レコードを探したが、どういう訳か、見当たらない。
ブログを始めた頃にエントリーした「我は満ち足りぬ」と
カップリングの盤なのだが・・・・・。


すると代わりに、思いがけなくもガーディナーの指揮で
バッハの「管弦楽組曲第2,3番」のレコードがあった。

えー、こんなの買ってあったかと、それを聴くことにした。


第2番については、京響が発足して間もない頃の演奏で
聴いていて、それの思い出を既にエントリーしている。
レコードではヴィンシャーマン/ドイツ・バッハ・ゾリステンの

演奏のを聴いていたし、後にリヒターのCDを持ってはいるが、

ガーディナーは聴いたことがなかった。

第一LP盤でガーディナーを買った記憶はないのだ。
今日たまたま見つけたLPの録音データを見ると、1983年
となっている。
当時を思い起こすと、仕事が忙しくなっていて、レコードを
殆ど買っていなかったと思われる。かなり夢中になっていた
オーディオも、これで一応「卒業」と決めた頃だったと思う。

と言うことは、ガーディナーのこのLP盤は、ここ数年の間に
いつか中古のレコードを買ったものに違いない。


まあ、そんなことはさておいて聴き始めた音は、私の頭に
あった音楽とはかなり違ったものであった。
古楽器の弦楽器だけでなくて、フルートの演奏も違った趣き
であった。
曲そのものは、組曲4曲の中で最も馴染み深いもので、
どの部分もよく覚えているのだが、演奏の雰囲気がかなり
異なって聞こえたのだ。
具体的にどう表現すればいいのか分からないが、フレーズ
がひとつひとつポツン、ポツンと区切られて進む感じと言って
おこうか。


第3曲「サラバンデ」は弦がそんな感じに聞こえて、一寸しっくり
しなかった。
第4曲「ブレー・1」は速い。解説に「怒涛」とある。そして続く
「ブレー・2」は「凪」と。ほほー、そういう捕らえ方もあるのか。
それにしても、「2」のフルートの付点音符の吹き方が独特の
リズムに聞こえた。

最後の「バディネリ」は、また速い速い。軽快そのもの。
最後もあっ気ないほどぽつんと終わる。が、その後の残響が
なんともいい。
解説には「この’戯れ’を意味する曲は、いわば’予め用意され
たアンコール’であり、弦が刻む伴奏音型に乗って独奏ルルート
が飛び跳ねる」と。  ほお、なるほど。


 演奏:ガーディナー/イギリス・バロック管弦楽団