このところ、小学校の同窓会を6月に控えて出欠返信と名簿との
照合をしながら変更事項の入力、あいさつと会次第などの作成、
会場との打ち合わせ、もう一人の幹事と相談、景品の購入など
など、いろいろ厄介です。
それに昨日は友人の写真展を見に行き、後は3時半頃から7時頃
まで飲む、飲む。 店の顧問を永年していたという人に連れられて
入った老舗のすし屋。かなり安くしてもらえたようだが。
後また4人で二次会。
かなり酔っていたかな。地下鉄の駅で3人はJRに乗り換えるため
下車。
代わりにそこで乗車して私の近くに座った女性が、腕を延ばして
私の肩に触れるのに気付いた。
その人に振り向いたが顔見知りではない。すると、彼女は窓の外を
指差した。そう、駅のホームに立って3人が一生懸命手を振っている
のであった。思わず立ち上がって手を振り何度も会釈して応えた。
電車は動き出していた。 私は彼女に軽く礼を言って座った。
20台後半と思われる人であった。知らぬ振りする人が多かろうに、
親切な人、その心が嬉しかった。
今日は雨。 一仕事終わって気休めに音楽を聴く。 こんな時は
レコードは向かない。CDからハイドンの交響曲第89番を選んだ。
殆ど聴いていない曲だが、冒頭は ド・ミ・ ソミド・ というこれ以上
簡単な旋律はあるまい、と思えるほど平易さ。
やがてシンコペ-ションや鳥のさずりを思わせる短いフレーズが
ふいっ と表に現れるなどは面白い。
型通りのソナタ形式だが、展開部の終り近くで不意を付かれるような
休止があるのも面白い。
第2楽章は主題と変奏で第3楽章はメヌエット。中間部は気付かぬ
うちに過ぎるほど、旋律にあまり対照性がない。
第4楽章は一つの主題の動機を何度も重ねながら進行すように聞こ
える。
ソナタ形式と思えるが第2主題は分からない。
展開部に入っているのかどうか、その辺りでうとうとしてしまった。
昨日のアルコールが残っているのだ。
今日はとりわけ、ふんわか気分で聞き流していた。
演奏:ブルーノ・ヴァイル指揮、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団