”NSX”を日本一販売した男たち -497ページ目

マックス倶楽部に、”やんごとなきお方”からご依頼がございました。

昨夜、突然、昔の友人からお電話がありました。

「Tさん、ある方が御社の”サーブ”に興味があるようで…、
 ご自宅まで持ってきていただいて、試乗会って可能かとのお問合せなんですが…、
 如何なものでしょうか?」

久々とはいい、友人は、いつもの話し方とは違っていて、
少し違和感はあったのですが、
そこはマックス倶楽部へのいいお話です。

「もちろん、大丈夫かと思います。」
「日程にもよりますが、ご都合をお聞かせ下さい。」
と、お応えしたところ…、


「……、〇※〇〇※※で、ホニャララが※※〇〇でしょう…。」
「そうしましょう。ホニャララ…。」

友の携帯の周りで、
何人かの方がいて、こっそりと私に聞こえない”トーン”でお話されているご様子です。

…少し間を置いて、友人が続けます。

「それじゃ、Tさん…お願いできますか?」
「日程は、今週末改めてお伝えます。」
とのことです。

(恐縮ですが…、)

「”ある方”とは、どこにお住まいのどのようなお方なのでしょうか?」
「営業担当の荒山には、この度のご用命を伝えますので、
 せめて、お名前だけでも…。」と、穏やかに伝えたところ、

       「それは、残念ながら、今はお答えできません。」と、きっぱり。


「そうですね…、あえて申し上げるのであれば…、」と前置きされたあと、




やんごとなき”お方”と心得て、ご対応ください。」とのお話です。


                 (やんごとなき!?お方!!)


私的に、
やんごとなき”お方”といえば…、
こんな方々をイメージしてしまいます。





友人とはいえ、
そんな上から下へのお達し口調ですから、ビビリの私は…、

はぁ―っ、確かにお承り奉りました。」

と、ゆっくりお辞儀をして電話を切らせて頂きました。


でも…、
「ちと待てよ…、そうは言っても誰なのよ…。その”お方”様は。」
「荒山さんにどう伝えるんですか…、やんごとなき”お方”の素性を。」


そんなことを…つらつら後でを思ってみても、
当然のことながら…後の”祭り”です。


(今回のご依頼…。)
(どうしましょう…。)



(ここは素性は黙って、荒山さんにお願いしちゃいましょう!)

(やんごとなき”方”のご連絡を、恐る恐る待つ):T師匠談でした。