
このところ庭の新緑がとても綺麗です

まるでモネの作品かと思う光と緑の美しさ

レッスンに来たさえちゃんママ(幼馴染
)と、「印象派展ごっこ」をして遊びました


庭の薔薇にも膨らんだ蕾がたくさん付いています、来週位から一気に花がたくさん咲くと思います

手入れせずボサボサの薔薇ですが



宜しければご覧になってくださいね












さて日曜日、このりちゃん、
久しぶりのレッスンでした

発表会の曲の譜読み中だったため、
レッスンが空いてしまいかなり不安だったのですが、、、
思ってたより出来てたーー





頑張ってきたやん



やれば出来る女かっ



心配していただけに、ちょっと安心しました

その調子

発表会の曲といえば、、
普段よりも音が難しい曲にチャレンジしている人が多く、
特に苦労しているのが、シャープ・フラットなどの臨時記号の多い曲の譜読みです。
普段はあまり見かけない「ダブルシャープ」まで出てきた日にはパニック



フラットだらけな上に和音って、、

同時に何個音を見なければいけないのか

こういった楽譜の譜読み、
とても苦労する人と、すんなり出来る人がいます

両者の違いは何なのでしょう



すんなり出来る人は、、
①音楽理論を理解していて、弾いている曲の調や調号が分かった上で弾いている
②ハノン39番を弾き込んでいて、シャープ・フラットが多くても指が勝手にその調の音を弾く
この① or ②、または両方が身に付いている人です

調性が体得出来ている事は「基礎力」の1つです
譜読みも楽になり、同時に曲の構造も理解した上で演奏出来ます


音楽理論は楽典のレッスンを学ぶ事で身に付きますし、たとえ理論の知識がなくても、ハノン39番(41番もセット♪)がきちんと弾けている状態なら調性は体得出来ます

(ピアノなど楽器を専門に学ぶ人は、必ず楽典とソルフェージュのレッスンも並行して受けます。これらのレッスンで理論的知識と音感を身に付けますから、難しい譜読みで躓く事は少ないのです。しかし、専門で学んでいるわけでもないけれど曲のレベルは専門生と変わらないような所まで来ている人は、楽典的な知識がないためここで苦労するのかもしれません。ここへ来て必要性を感じるならこのタイミングで楽典の勉強をするもよし、また、時間をかけて今までのやり方譜読みをするもよしです
)

話は戻りまして、、
ハノン39番

何の役に立つのかなぁ

苦手やわぁ

と思って適当&間に合わせにやっていると、、、
曲のレベルが上がった時に苦労します

反対に真面目に取り組んでいた人は、
曲のレベルが上がってもすんなりいける事が増えるのです



ハノン39番、
実はとーっても縁の下の力持ちなのです













新しい春が来て進級・進学する生徒たちを見て思う事ですが、、
中学生、高校生、大学生、大人と、、、
年齢が上がるにつれて忙しくなります

また、
ピアノでも勉強でも仕事でも日常生活でも、
解決出来る事よりも新しく生まれる問題が増えてくる事でしょう。
ピアノ、勉強、成績、部活、就活、仕事、家族、人間関係、、、、
抱える事が多くなるにつれて、
1つ1つの贅肉を取り除かなければ、
パンクしてしまうか、全てが中途半端になってしまうでしょう

贅肉を取り除くには、
事柄に対して「能動的」になる事が大切だと思います。
目の前の課題や状況に対して受身に浴びるのではなく、
なぜこれをやっているのか

自分にとってピアノって何

自分にとって勉強って何

自分にとって成績って何

(勉強と成績は違いますね
)

自分にとって友人関係って何

と、一旦考えて、
自分なりの答えを見付けてから、
その答えのために自分の意思で行動する事が「能動的」なのだと思います

能動的に行動出来るようになると、
「やらされている事」がぐんと少なくなる筈ですから、頭の中も生活もシンプルになり、
色々な事を同時にこなせるようになるのだと思います



ピアノのレッスンでも、
ちびっこの間は言われた事をそのままやってもらって良いのですが

中学生位になると、ピアノとの付き合い方を考え直す時期かもしれません。
どんな風にピアノと付き合う事が自分にとってベストなのか

答えは1人1人違う事でしょう

どんな答えでも良いですし、答えが分からなくても構いませんが、
一度、きちんと自分の頭で考える、という作業をするべきだと思います



私も、生活が変わるたびこの作業をしています。
なので、付いたり離れたり距離感を変えながら、
いつもピアノが大好きでいられるのだと思っています



生徒さんにもそうやって、
良い関係のまま長くピアノと仲良くしてくれたら嬉しいです



ではでは〜(^o^)