三日月猫のブログ

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日常や色々な気持ちを綴ります
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赤ちゃんが生まれた!

何とも嬉しい瞬間。

6月のある日、様子がおかしいと

連れてこられた仔牛

 

立てない・・・。

 

哺乳意欲はあるし元気なのに

立とうとしない。

介助してやってもすぐに倒れそうになる。

 

生まれたばかりだ・・・

でも生まれたばかりの仔牛は

すぐに立ち母牛の母乳を吸う。

 

立たない・・・。

 

ミルクを飲ませないと生きていけない。

 

座ったままでグビグビ飲む。

 

おかしい・・・なぜ立たない。

 

獣医さんの診察をお願いした。

 

お願い!立って!

立たない=死を意味することは

十分に理解していた私は焦る一方だった。

立って!

 

私はこの子に ”大地”と名付けた。

 

大地に足をつけたくましく生きていくんだよ!

私の願いを込めた名前。

 

だが突き付けられたのは悲しい現実だった。

 

疑問を抱き自分なりに調べ勉強するようになり

数日がたった・・・。

 

下痢をした仔牛には下痢止め薬を投与していたのだが、薬をミルクに混ぜて投与していた。

なんせ私は仔牛の飼育には無知だった為、なんの疑問を抱かなかったのだが、なかなか良くならない。

 

調べてみた。

 

ダメじゃん・・・。

 

直接仔牛に投与してやらないと

ミルクと混ぜると効果がない。

 

私は投薬方法を変更した。

変更はスムーズにいった、その時はもう1人で任されていたので

好きにさせてもらうことにした。

 

高額な出費がない限りお伺いをたてることはない。

仔牛にとってベストな育て方を実践しているだけなのだから

クレームが来た時は、いつでも受けて立つの勢いがあった。

 

投薬方法の変更、哺乳時間の変更、配合飼料、寝床、保温、換気、病気の早期発見早期治療。

 

当たり前のことができていない。

 

私は本来、小動物専門だった、レスキューや救急救命の講習にも行ったりしたが、牛は専門外だったので

1からではなくゼロからのスタート。

 

どんどん自分の顔つきが変わっていくことに自分自身も気づいていた。

 

経済動物だからという言葉が大嫌いになっていく。

愛玩動物だからとか経済動物だからとか私には関係ない。

同じ命を持つ者。

 

そして手をかければかけるほど

私の行動は目立っていった。

 

仔牛の突然死から私の中から少しずつ疑問が沸き上がってきていた。

 

仔牛の育て方ってこれであってるの?

 

すぐに子牛の医学を購入した。

 

 

お値段高かった・・・。

 

子牛の科学は牧場に置いてあったのを借りた。

 

 

 

私は読み漁った。

 

衝撃だった。投薬方法から違っていたのだ。

 

これじゃダメだ・・・。

 

そして私が初めにしたことは・・・

 

"掃除”

 

薬置きの棚から時間を見つけては掃除をした。

 

スタートは気持ちよく迎えたかった。

 

そして私の

なんで?なんで?の無限のループがスタートした。