有識者会議というツール。
"純粋"な国民から見ると、
有意な議論が展開されており、
ベストな結論が出るように見える。
一つの議題に対する、
有識者のディスカッション。
専門知識と明晰な頭脳で、
よりよい結論に到達する。
そういう言葉に聞こえる。
もし、本当にそういう運営が、
現実的に展開できれば・・・。
しかし、世の中は、
そうそう簡単ではない。
この有識者会議というものの
致命的な欠陥は、参加者の選定。
大抵は、総理大臣や大臣級が、
参加者を選び、会議を組成する。
そこに大きな問題が存在する。
例えば、所得増税したい場合。
有識者会議のメンバーを、
所得増税に賛成している、
専門家を選び、組成する。
そうすれば、十中八九、
所得増税は、"是"となる。
組成した人間の思惑通りに…。
こういう議会運営は、
政治家の有益なツールとなる。
自分が発案したという体ではなく、
あくまで有識者会議で至った結論。
そう国民に思わせられれば、
風当たりはだいぶ和らぐ。
何も知らない国民は、
表層的な情報を与えられるだけ。
だんだんこういうやり方も
通用しなくなっていくのだろうが、
今のところ、まだまだ使える戦法。
有識者会議に関するニュースを
見聞きした際にはメンバーを見ること。
国民としては、これを習慣化して、
常に議論の流れを読む必要があると思う。