さて、今回は、ラウンド中に突然左フックばかりになった場合の修正方法のお話です。
ということで、、、
僕は、ホームコースで競技委員をしているのですが、ハンディキャップとスイングの精度の関係性が見えてきます。
概ねハンディキャップが25以上~、15以上~、10~15、8前後、3以下みたいな感じになるイメージです。
そして、、スイング精度以上に差が感じるのは、パットを含めたショートゲームの差です。
これは、あきらかにハンディキャップが減ると同時にショートゲームの精度は高くなります。これは、ライなどの状況判断も含まれます。
それで、、、ハンディ10~15くらいの方で、よく見るパターン。このクラスでは、調子がよければ、70台も出ますし、ハーフならパープレイも出ます。
しかし、安定して70台で回れないというところがありますので、平均すると80台半ばみたいな感じになります。
そして、、このクラスのハンディキャップで特徴的なのは、持ち球がスライス系の場合、ショートゲームの上達と共にハンディキャップがあがり、シングル入りするケースも多いです。
しかし、持ち球がフック系の人は、意外とハンディキャップをあげるのに苦労します。
そして、その一番の原因は、突然フック病が出て、止まらなくて、スコアを崩すことになるからですね。さらにアプローチや、バンカーもスライス系の方よりもフック系の方のほうが、苦労します。
特に前半がいいと後半にフック病が出て結局70台が出ないみたいな感じによくなるものこの持ち球が原因になっています。
実は、このクラスのハンディキャップの方々のドロー系の持ち球の人のスイングには共通点があります。
それは、クラブの軌道が、インサイドアウトがきつくて、アッパーブローになっているケースが多いです。
そして、、、いざという場面で左へ大きく曲がるフックで、スコアを崩します。
このレベルからハンディキャップ3以下を目指すのであれば、このスイング軌道を修正する必要があります。
身体の動きとしては、いろんなポイントがありますが、クラブの軌道で言えば、インサイドアウトの軌道をゆるやかにして、さらに下からクラブが入らなくなれば、安定したドローボールが打てるようになりますが、ここのスイングチェンジが比較的難しいところです。
まあ、しかし、スイングの修正はそうそう簡単には出来ません。
それで、、、上記のような経験がある方は、常に左へ大きく曲がる要素を持ったスイングに現在なっているとの認識が必要です。
よく誤解するのが、30台も出るし、たまにはパープレイも出るが、18ホール続かないだけと思いがちですが、これは、逆で、たまたまうまくコントロールできたので、30台のスコアが出たのであって、18ホール続かないスイングになっていると思ったほうが良いです。
このたまたま出来たことをそのまま続けるといいスコアで回れるはずというのは幻想だと思います。
これは、メンタルでもなんでもなく、スイングの精度の問題です。
しかし、、、ここからが、本題ですが、このようなスイングのタイプでは、ラウンド中にフック病になるのは必然になります。
それで、応急措置の方法です。
まず、、、フックが出る原因をしっかり、認識します。
このような大きなフックが出る原因は、
1:クラブパス(クラブ軌道)がインサイドから入ってきている。
2:インパクトのフェースの向きが、クラブ軌道よりも大きく左へ向いている。
この2点になります。
簡単に言うとこのインサイドから入ってくる角度とインパクトでのフェースの角度の差が大きいほど、大きく左へ曲がることになります。
たとえば、3度インサイドから入ってきたとして、フェースの向きが目標に0度だった場合、この場合の差は、3度になります。
しかし、同じ、3度インサイドから入ってきても、フェースの向きが、3度左へ向いていた場合、この場合の差は、6度になります。
そして、この差が大きいほど大きく左に曲がることになります。
つまり、大きく曲がらないためには、軌道の方向とフェースの向きが狂わなければ、あまり曲がらないショットになります。
たとえば、3度インサイドから入ってきて、フェースの向きが3度右に向いていれば、ボールは、やや右にストレートに飛ぶわけです。
それで、このフック病が出た時の応急措置ですが、多くの人が、フックが出ると目標を右に取りがちです。
普段から、フック目で打つ人は、だいたいフェアウェイ右サイドに向いて構えてそこからドローで、センター狙いみたいな感じになっています。
それが、フックで大きく左に曲がると、さらに右を向くケースが多いです。つまり右ラフや右林方向にアドレスを向けるわけです。
そして、本能的に右に行き過ぎることを嫌ってフェースを返してフェースが、構えた方向よりもさらに左に向いたインパクトになります。
そうすると、、、先ほど説明したように、右に向いた分だけ、さらにフェースの向きとクラブの軌道の差が開いて、さらに大きく曲がるフックになる。
このような循環でフックが止まらなくなり、大たたきになります。
この原理を頭に入れて、どうすればいいかというと、クラブの軌道とインパクトのフェース角の差を縮めなければいけません。
そのための一番簡単な方法は、”グリップをスライス気味に変更する” です。
もし、左手が構えた時にナックル3つくらい見えていれば、ナックル2つくらいまで右に見えるように回転する。これは、左手も右手も同時に回転するほうがいいいです。
そうすると握りにくくてトップの切り返しもやりにくいとは思いますが、とにかく、グリップをスライス気味に握ってください。
あとは、アドレスの向きは、右に向くのではなくいつもどおりの方向で良いです。 フェアウェイ右サイドを狙っている人は、そのままで、フェアウェイセンターで狙っている人もそのままでいいです。
アドレスや、狙いをまったく変えず、グリップだけ変更してください。
それで、右へ出てさらに右に曲がれば、今度は、ほんの少しだけ元のグリップに近づける方向に回転させてください。
この時に注意すべき点は、バックライン入りのグリップを使っている方は、バックラインが指に当たる角度も変えながら握ってください。
バックラインに指が同じところにかかって表面的にスライスグリップにしているつもりでも、それは、実質的に変わっていませのんで、注意してください。
これは、いきなりコースだと難しいので、まずは、練習場でお試しください。
練習場で、出球が右に出てさらに右に曲がるとそれで、OKです。
この練習を続けるとフェードも打てるようになります。
そして、フェアウェイの左サイドから、やや右へ曲がるフェードが打てるようになれば、スイング自体もかなり、インサイドアウトの軌道が緩和されていて、アッパーブローも緩和されていると思います。
このスイングが出きてくると左サイドが危険なホールは、左からフェードのスイングも出来るようになってきて、クラブを左サイドに振れるようにもなってきます。
突然のフックに悩む方は、お試しください。
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