高速グリーンに対応するために、チェックするべきポイントと?! | ★ギア・スイングの話2

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GDOブログの閉鎖とともにこちらに引っ越ししてきました。なぜか、ゴルフ販売技術者資格も持っているけど、ゴルフ業界では働いていません。自分の気付いた事などいろいろ書いていきます。(^^;) オフィシャル Hdcp 0.

さて、今回は、高速グリーンに対応するためのチェックポイントのお話です。





ということで、、、、


この間、競技で東京五日市CCへ行ってきました。

競技前日は、このところの台風でかなりコンディションが悪そうかなと思っていましたが、実際には、雨でのぬかるみも少なくグリーンも、なんと10.5フィートの高速グリーンになっていました。コンパクションもそこそこ硬めで、グリーンキーパーさんの苦労がわかりますね。

 



このコースは、2回目でしたが、やはり、コースの相性は、あるんだなと感じました。

競技の方は、スコア的にはトップタイでしたが、マッチングで準優勝となりました。しかし、高速グリーンは攻略できていました。

平均パット数は、1.61で、パーオン平均パットは1.9でした。




このコースは、東京都心からも近く、適度なアップダウンもあり、コースの距離は短いですが、ドッグレッグや打ち上げ等で、実際にグリーンを狙う番手は思った以上に大きな番手が必要となります。

ホールによっては、打ち上げ、エッジまで25ヤードくらいプラスしてください。みたいに言われることもあり、100ヤード杭がそこに見えているのに、そんな番手が必要かという疑念を持ってスイングするとやはりショートみたいなことになります。

メンバーさんは、なれているので、ここからなら、この番手みたいな感じですが、なれないとなかなか思い切って狙えないコースですね。



そして、10.5フィートと硬めのコンパクションで、グリーンも複雑なマウンドも配置されていて、とにかくグリーン周りが難しいコースです。

高速グリーンの難しさは、ただ、グリーンが速いので、パッティングも小さく打たなければいけないということだけではなく、上り下りがどれくらいかということをハッキリ認識しないと、距離感がつかめないです。


つまり、グリーンの傾斜をいかに正しく読めるかということが、高速グリーンに対する一番のポイントです。


単にスピードに慣れるだけでは、攻略できません。

それで、高速グリーンの攻略ですが、、、、

1:グリーンの全体形状を把握する。

  最近では、トーナメント中継に、グリーン上にCGで色分けや等高線などで、起伏を表しているような映像が出ています。このような感じで全体のグリーンの形状を把握します。

  グリーン面が単一の傾斜であれば、このようなところまでは、必要ありませんが、グリーンの中でマウンドがあったり、細かな起伏があるとまず、全体の形状がどうなっているかを把握しないとラインの読みを間違えます。

2:カップとボールの位置で、どちらが高い位置にあるのかを確認します。


3:打ち出し方向が上りに向かって打つのか下りに向かって打つのかを確認します。

 これは、重要で、高速グリーンになると上りのタッチと下りのタッチがかなり変わります。たとえば、フックラインのときに、どのくらい傾斜に対して登る方向に打って、どこでブレイクして下り方向に変わるのかというところをしっかり読みます。この読みでストロークのタッチが変わります。傾斜の強さもありますが、まずは、上りか下りかをしっかり読まないとタッチはあいません。

4:狙う方向のカップの先の傾斜も読む。

これは、グリーンが遅いと必要ないことですが、高速グリーンだとカップを過ぎた後の傾斜をしっかり読まないと3パットの危険性が大きくなります。

まず、、カップを過ぎて、すぐ下りになる場合。たとえカップまでが上りでもカップを過ぎると下りになる場合もあります。そうすると上りだと思って強めに打つとカップを過ぎた途端大きくオーバーすることになります。逆にカップまで下りでも、カップを過ぎてから登りになっていれば、多少下りが強く転がってもカップを過ぎてすぐとまりやすいです。


大きくは、この4点が重要です。これはパッティング時にはもちろん、グリーン周りのアプローチでも同じです。


アプローチでは、この4点の情報を元に使うクラブ、使う打ち方、狙う場所を決めます。

特に高速グリーンの場合は、スピンが効くか効かないかで、止まる場所が大きく変わります。

アプローチのボールを落とすポイントが下り斜面に当たるのか登り斜面に当たるのかでも大きく変わります。

僕の場合、このような高速グリーンに対してのアプローチは、フェアウェイのように短く刈り込んでいる場所からは、スピンを効かすアプローチが多いです。

理由は、素直に転がすと寄せるためにパッティングと同じようなタッチが必要になるからです。また、マウンドなどの傾斜の読みやそこに至るまでのボールスピードなど緻密に計算できてそのとおりに打てないと寄らないからですね。

しかし、スピンを効かせて打てば、そのような複雑なマウンドを越えて計算ができるところにボールを落とすことができます。

プロの場合も、ラフでないところからのアプローチはグリーンエッジなどを除いてほとんどがスピンを効かすアプローチを選択しています。

スピンが効くアプローチの特長はボールの高さが低いです。 たとえ、58度のウェッジでもスピンが効いていれば、ボールの高さは低いです。

このようなスピンを効かせたアプローチの具体的な打ち方は、書くと長くなるので、またの機会にしますが、意識してスピンを効かせるアプローチは、高速グリーンでいいスコアを出すためには必須ですね。

逆に回るコースが、10フィート以上出なくて遅いグリーンばかりという方は、このような複雑なグリーンの読みや、スピンが効いたアプローチも特に必要ありません。


基本のピッチエンドランがしっかりマスターできていれば攻略できます。



よくコースがゴルファーを育てるといいますが、コースによって、攻略する手段が変わってきますので、このコースは、どのようなショットやアプローチ、グリーンのタッチが必要かなどラウンドしながら感じられてくると、上達のためのPDCAサイクルがわかるようになってきます。


みなさんも、コースが求める攻略法をぜひ、見つけてくださいね。




ということで、、、東京五日市CCの口コミ情報はこちら!!!