さて、今回は、クラブヘッドを走らせるために意識するポイントのお話です。
ということで、、、、
僕は、いつもインドア練習場で、プロにスイングを見てもらっているのですが、アイアンを打っているときに、もう少しヘッドを走らせた方がいいというアドバイスを受けました。
僕は、それを聞いてなるほどと思ってスイングを修正していたのですが、よくよく考えるとこのアドバイスで修正するのは、一般的には難しいだろうな~と感じました。
もちろん、プロには、2年以上スイングを見てもらっていて、僕の普段のスイングも、ゴルフの技量もわかっているので、このようなアドバイスになるのですが、、、、、。
それで、みなさんは、どうでしょうか?
もう少しヘッドを走らせたほうがいいと言われた場合、何を意識しますか?
アドバイス自体は単純な言葉になります。
ヘッドを走らせる=インパクト付近でのヘッドスピードを今より加速する
ということです。
しかし、アドバイスとしては、インパクト付近でヘッドスピードを加速しましょうとは言わないです。
もう少し具体的に言うと、”ヘッドを走らせて、インパクト付近でのヘッドスピードを加速しましょう。”という感じになります。
僕は、この言葉のニュアンスで自分のスイングをどう調整すれば良いかは、わかっています。
このヘッドを走らせるという言葉は、決して、スイングスピードを上げましょうということではありません。このあたりの表現が難しいのですが、もう少しこの内容を分解すると、
1:インパクト付近のヘッドスピードを上げる。
2:スピードを上げる方法は、腕を早く振るのではなくヘッドを早く振る。
3:腕を早く振らずヘッドを早く振るためには、手と腕のインパクト付近での減速が必要。
4:動きとしては、インパクトで手を止めながら、ヘッドを腕の回旋を使いながら手を追い越してスイングする。
5:結果的にフォローでの手とシャフトの角度が鋭角になる。
とこんな感じです。
プロで言うとヘッドを走らせ方がうまいプロは、池田勇太プロだと思います。
池田プロのスイングはこちら!!!
このヘッドの走らせ方のうまさで飛距離が出ていますね。
実は、この動きができるとウェッジショットがうまくなります。ボディーターンだけでは、ウェッジショットは安定しますが、もう少しボールアクションを変えたいというときの技が格段に増えます。
たとえば、ロフト以上にボールを高く上げるとか、ロフト以上にスピンをかけるだとか、、、単にフェースを開いてというだけでなくリストアクションを重ねて使うことにより、いろんな種類のアプローチやバンカーショットもできるようになります。
このヘッドを走らせるという動きは、手とヘッドが一緒に動かないというところがポイントなのですが、そのショットを習得するお勧めの練習法は、こんな感じです。
1:まず、左手一本でショートアイアンを持ちます。
2:左手をまっすぐ下ろしたところにヘッドを置きます。
3:左手一本でバックスイングをとり、手が腰の高さに来るくらいまで上げます。その時に腕とシャフトの角度は、90度以上は欲しい感じです。
4:そのままヘッドを振り下ろします。
5:ヘッドがインパクトまで戻ってきたときに、左手は、身体の正面から少しだけ左。
6:その後フォローは、左手の位置を変えずにヘッドだけフォローに出す。
7:左手の位置は変わらないので、左前腕の回旋でシャフトを地面と水平のところまで上げる。
この動きを素振りで繰り返すとヘッドを走らせるという感じがわかってくると思います。
大事なところは、インパクトからフォローのところで、伝きるだけ左手の位置が動かないでヘッドだけ動くところです。
この動きで、手がヘッドを追い越して、いわゆるヘッドを走らせるという動きに繋がります。
ヘッドを追い越すときに左腕を回旋させてヘッドだけフォローに上げていきます。
極端なイメージで言うと左腕から、上のところに壁があって手より下の部分が開放されていると想像してください。
インパクトで、左腕が壁に当たり、手の先の部分がヘッドの慣性で、フォローまで動くイメージです。
そして、インパクトから先は、腕を左に回旋させることで行います。
決して手の甲を甲側に折ることでフォローの動きをしてはいけません。
正しい動きになれば、フォローの時点で手の位置は、身体から離れず左サイドのままで、手のひらが、正面を向いているはずです。
左手一本で、この素振りをすれば、ヘッドを走らせる動きがだんだんわかるようになってきます。
僕もヘッドが走りにくいと感じたら、この素振りを繰り返します。
地道な練習ですが、大事な動きなので、ぜひマスターしてくださいね。
家の中で素振りをするなら、短い練習クラブでもOKですよ。
ということで、、いろんな練習器具はこちら!!!