さて、今回は、ティアップの高さの違いで、ショットが変わるお話です。
ということで、、、、
ティーグランドでは、ほとんどの人がティーアップをすると思います。
たま~~に、ショートホールなどで、ティーを挿さずにティショットする人もいますが、ほとんどの方は、18ホールティーアップするのではないでしょうか?
ドライバー用のティーも今は、いろんな種類が販売されています。
最近のティは、クラブの高さに合わせて長いものが主流でさらに、インパクト時にクラブとの抵抗が少ないと言う謳い文句のティーが多いですね。
一定の高さになるようにティーグランドに埋める部分までは、とがっていて、ティーグランドからボールまでの長さを一定にするようなティーも多く出ています。
このようなティーは、常に高さを一定にすると言う意味では良いですね。
これとは、逆にプロゴルファーでも、ティーの高さをショットごとに変えて、狙った弾道を打ちやすくするという場合もあります。
それで、ティーの高さを変えることによってどのような効果が得られるのでしょうか?
まず、、、ティーが高くなればなるほど、フェースの上面に当たりやすくなります。 次に、ティーが高くなればなるほど、アッパーブローに振りやすくなります。
それと、基本的なティーの高さは、ドライバーでは、ボール半分がフェース面の上に出ている感じになります。
それで、、、僕は、狙うショットによってティーの高さを変える方法をお勧めしています。
ドライバーの場合:通常のティよりも高くする場合。
スイングタイプにもよりますが、高弾道のドライバーショットを打ちたい場合です。フェアウェイの木の上に打ちたいとか、ドッグレッグの林の上を行きたいとか、強烈な打ち上げホールなどの場合ですね。ティーが高ければ、フェース上部に当たりやすくなります。フェース上部にあたると、フェースセンターで打つよりも弾道が高くなります。
その理由は、インパクトでロフトが多くなるからです。ドライバーの横から見てもらえばわかるのですが、ほとんどのドライバーのフェース面は、平面にはなっていません。縦横に丸みがあり(バルジとロール)上下で言うと、上のほうがロフトが大目で、下のほうはロフトが少なめです。
それと、、、ティーが高いと、ボールの下側にヘッドを落とすことができるので自然とアッパーに振りやすくなります。
概ねこの2点で、高弾道になりやすいです。
ドライバーの場合:通常のティーよりも低くする場合。
今度は、低弾道のドライバーショットを打ちたい場合です。
このようなショットは、ティーショットを曲げたくないときに有効です。また、林間コースで、風の強い日に、木の上までボールを上げると風に持っていかれる場合などにも有効です。
これも、いつもよりティーを低くするだけです。通常、ボールの半分がフェース面の上部に出ている場合、ボールの1/4だけ、フェース面に出すイメージです。
あとは、通常と同じスイングをするだけです。
そうすると、自然とレベルブローに振りやすくなります。ドライバーショットの場合、ここで、ティが低いからといって、ダウンブローに打つのはあまりお勧めしません。あくまでも、レベルくらいで振ると良いですね。
通常のティーの高さで低いボールを打とうとするより、はるかに簡単に低い弾道のショットができます。
このあたりは、練習場でティーの高さが調節できるなら、高め、低めで打ってみてください。意外と簡単に高低の打ち分けがしやすいですよ。
次は、FWとUTです。
これは、ドライバーほど大きくティーの高さが変わるわけではありませんが、それでもティーの高さでショットの違いを出せます。
まず、、ティーの高さを変えると行ってもせいぜい数mm単位です。ティーの高さがフェースの上半分にボールが出るとそれは、高すぎます。高い場合でもボール1/3程度までにしてください。これは、高い弾道にもなりますが、スピン量が減り気味になりますので、少し距離が出ます。
そして、ティーが低い場合。これは、ボールが、芝の上と同じ高さになるくらいです。但し、芝が伸びているティグランドは要注意です。芝の上の高さにボールをティーアップしても、フェース面より、結構上にある場合は、高いティアップと同じになります。 そのような場合は、芝をできるだけ寝かせるようにシューズで踏みつけた後にティアップしてください。
ティショット時は、このような行為でもライの改善にはなりません。
それで、ティーを低くする場合、これがFWとUTの通常の高さだと思ってください。少しダウンブロー目に打ちやすくなり、レベルが、ダウンブローで一番スポットに当たりやすいです。
実際、練習場では、ほとんどの方が、人口マットの上に直接置いてショット練習していると思います。それと同じくらいティーは低いほうが打ちやすくなると思います。
最後に、アイアンです。
僕が見ていると、アイアンも普段のティーが高い人が多いですね。もちろん、アッパーブローにアイアンを振っている人は、ある程度ティーは高めのほうが振りやすいので、それは、それで、OKです。ダウンブローや、レベルブローに振っている人は、ボールが低めのティーアップのほうが打ちやすいと思います。
ポイントは、ボールの中心がフェース面の中心点と同じ位置だとちょっとティーは高いと思います。フェースの中心点よりも少し低目の位置が一番当たりやすいティーの位置だと思います。
それで、あえてティーを高くする場合もあります。アイアンで、ティーが高くなるとフェース面の真ん中から上に打点がきます。
そうすると、ドライバーと違い、アイアンは、少し反発が落ちて、距離が落ちます。
これを利用して、ティーを少し高くすることで、同じスイングで距離を落として、狙う距離を打つということもできます。
どのくらいのティの高さだと、どのくらい距離が落ちると言うのは、練習でつかむしかありませんが、番手間の距離の打ちわけが不得意な場合、こんな方法もあります。
たかが、ティの高さですが、ちょっとの調整でショットをいろいろ変えることができますので、ぜひ練習で覚えて、コースでも試してみてください。
コース攻略も少し楽になりますよ。
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