さて、今回は手打ちのスイングと身体で打つスイングの違いの話です。
ということで、、、、
よく雑誌などでも、手打ちは良くないなどと言われます。もっと身体を使って打ちましょうみたいな言われかたもしますね。
では一体何を基準に手打ちとそうでないかの区分けをしているのでしょうか?
まあハッキリ言って、手打ちの基準はありません。どんなスイングでも手を使ってスイングするので全く手を使わないスイングはありません。
しかし、ティーチングプロから見て、手打ちのスイングというのは存在します。
では、手打ちのスイングの判断ですが、簡単に言うと、下半身が上手く使えていないスイングになります。
例えば、プロゴルファーなら手打ちでも200ヤードは軽く飛びます。ドライバーで両膝を付いたままでも、このくらい飛びます。
しかし300yは、飛びません。
手打ちのスイングとの違いでよくボディターンという言葉も流行りましたが、この言葉のイメージだと手を使わずに体をターンする?みたいなイメージでしょうか?
このボディーターンもわかりにくいので、身体だけ使えばいい感じですが、実際には、正しい手の動きがないと、うまくボールを飛ばすことはできません。その上で、身体全体を使うことで、効率よく飛ばすことができます。
では、手打ちのスイングとは、どのようなスイングでしょうか?
まず、、、特徴ですが、
1:バックスイングの始動を手で上げる。
2:バックスイングで肩の回転が少ない。
3:フォローで、腰の向きが、飛球線方向まで回転していない。
4:ダウンスイングの始動が手から降りている。
5:体重移動が少ない。
大体このような感じの複合系になっているケースが多いです。
手打ちのスイングから、すぐ身体全体を使ったスイングに変更するのは難しいですが、一番簡単にできそうなポイントは、
バックスイングの始動を上半身と下半身と同時に行うこと!!
例えば、マスターズ優勝のガルシアのスイング。
バックスイングで、腕とクラブが一体に上がっていて、肩や、腰も同じように回転しています。
このようなバックスイングになれば、手打ちにならない準備になります。
もし、手打ちスイングから脱却するには、まず、バックスイングからがいいですよ。
あと、練習器具を使う方法もあります。
手打ちになりやすい動きは、やはり、手で軽く上げてしまうところなので、重いクラブや、スティックを使って、バックスイングからトップまでの動きを続けるとだんだん手で上げる動きが減ってきます。
例えば、トライワンスティック。お薦めです。
他にもPOWER振るマスターマシンもいいですね。
これは、重さもあり、部屋の中でもスイングができます。
飛距離も伸びるかもしれません。