リハビリしながらオーダーメイド服

昨日あった奇跡の出会いの話です

最近、適当なコートがなくて寒い思いをしていたので、服屋を物色してきました

アジアンテイストなお店で、
肌触りのいいパーカーを見つけ、

ついでにポシェット型のバッグも選びながら、
「子どもがいるから両手が使えるように肩掛けがいいです〜」
という話をしたり、

ネックレスを見ながら、
「子どもが引っ張るかもしれないから見てるだけです〜」
という話をしているうち、

「まぁちょっと障害持っちゃって、まだ（ネックレスを）引っ張りはしないんですけど、いつやるか分からないですからね〜」
なんて言ってたら、

その店のお姉さん、
「私、実は2年前まで療育センターで働いてたんですよ〜。6年間」
とのこと。

えぇ〜
奇遇ですね

でも……

福祉職→ショップ店員

やっぱり福祉職大変すぎて辞めちゃったのかなぁ……

なんて、勝手に思っていたら、全然違いました

お姉さんは、
もう、根っからの無差別思考で（←なんか表現はおかしいけど）
障害を持っている人のことを、
「変だ」
って思う感情が理解できなくて、
むしろ
「めっちゃいい笑顔してくれる〜癒やしだ〜」
と思う人なのだそうなのです。

でも、
何しろ服も好きすぎて、
そちらもあきらめきれず、転職

けれども、
これはあくまで通過点であって、
夢は、障害児に服も作っちゃうリハビリ施設を作ることだと言うのです

何この天使ぃ〜〜〜

病気や筋緊張で、
体が変形してしまったりすると、
市販の服ではなかなか着られなくて、
とにかくダボダボしたものや伸びるもの、
とりあえず入るものを選んでいる、
という人、多いんじゃないでしょうか。

そんなんじゃオシャレも楽しめないし、
オシャレって発想もなくなっちゃうかもしれないよね

仮にオシャレには興味がなくても、
オシャレをして、周りの人に、
「かわいい〜」
「かっこいい〜」
って褒められたら、
めちゃくちゃ嬉しいよね

なんてステキな夢

すごくすごく応援したくなっちゃいました

どんな夢だって応援はしたくなっちゃうけど、
ブブちゃんがいなかったらこの方の夢を聞くこともなかったし、
こんなに感動することもなかったと思う

とってもいい話が聞けたよぅ

話を聞いていると、
『利用者さんときちんと関係を作って、体や要望に合わせて服を作りたい』
ということだったので、
せんえつながら、
『訪問リハをしながら服を作っては』
と提案してみました。

毎週通って関係が作れる
通いながら、採寸→型紙作り→仮縫い→本縫い、と少しずつ進められる
施設を作るためのノウハウや資金も不要
たくさんの利用者さんを受け持てる

すごくいいじゃん

そりゃね。
きっと色々な障害があると思う。

例えば、
所属する訪問看護ステーションの収益の問題（もっとケアの仕事をみっちり入れてほしいと言われる）
副業可能で雇ってくれるところがあるか
服の作業をする時間はあるか
服を買う人はいるか
いくらなら買うか

でも、夢のある話じゃないかぁ〜〜

もっともっとアイディア出して、ぜひ、実現に向けて応援させていただきたいと思います