みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
先日、Part-time/Onlineで留学を考えている方からご質問がありましたのでお答えします
結論:公衆衛生大学院に興味があれば、SSPJを利用して科目履修やってみてはいかがでしょうか?
以下、頂いた質問とわたしの回答になります。
公衆衛生大学院に興味がある方はどうぞ~
1学費について
学費は卒業までコミコミで約1000万円と言われています!が、
奨学金に関しても末尾で説明しています!
・出願に関わる費用(成績証明書の取り寄せや郵送)、入学金など、手数料関係で1回数百円~数万円の負担が入学までにあり
・授業料がちょこちょこ(たぶん毎年)値上がりします
例 2020年3月時点で1単位あたり$1197→
・ドルで支払うので為替相場の影響で大幅に変わってきます
(2022年夏ころは円安のお陰でものすごく高額になりました)
・入学後は全てのPart-time/
(
・Part-time/Online履修であれば、
そのTermに履修する科目数に応じた支払いになります。
例えば、3rd Termで3単位の科目と0.
3rd Termのお支払いは3.5×$987×(1ドルの相場、
・卒業までに必要な最低限は80単位とのことですが、
実際は80単位を超える学生が殆どだと思います。
大きく変化します。
卒業してからゆっくり半額で履修するのも良いかもしれません。
つまり、履修科目数は自分で調節することができますし、
お財布事情や時間が許せば1Termで6~
(現地で履修するFull-
自分の時間的な余裕と金銭的な負担を調整しながらやりくりできる
クレジットカードで支払うことが多いと思います、
とうとう授業料支払い専用のクレカを作りました。
私の知る範囲で奨学金の制度があるのは
橋本市民病院/福島県立医科大学 白河総合診療アカデミー/高知県 臨床研究フェローシップ
になります。
詳細はこういったセッションやそれぞれのサイトで情報をGetされてみてください。
こういう奨学金制度のすごいところは、もちろん金銭的な負担もなのですが、
個人的には、向学心のある仲間が集まってくるというポイントも大きいと思っています。
やはり長期戦ですので仲間、大事!
もちろんJHUを通じて友人も増えますが、やはり身近なところで頑張っている仲間が目の前にいて応援しあえる、
というのはモチベーション維持にも良いのでは、と思っています。
2 学習時間の工面に関して
働きながら履修する場合、これが一番のハードルになります。
時間もかからないし楽勝だったら学習効果が期待できませんしね・・・
私の時間は毎週火曜日の日中8時~17時がメインで、
1Termにだいたい合計5単位くらい履修していますが、
ただし手を抜けるところは徹底的に抜いております(笑)。
授業の内容をじっくり味わいながら学んでいる知人もいますし、仕事が今は忙しいので無理!
ゆるゆる履修しながらの方が、丁寧に学べて、且つ普段の職場で学んだことを実践したりできて理想的かもしれませんね。
基本は4年以内(2-4年)で卒業してねという話ですが、仕事や家族の事情で、
ただし卒業論文の作成とその準備に半年~
卒業までに80単位として、1年は5Term(1st-
80÷(3年×5Term)=5.3
となり1Termに5単位目安で履修となりますが、
理由1 Summer instituteとWinter intersession (夏期課外、冬期特講)という期間も別立てであり、
理由2 Kyoto Spring Instituteだけで3年で12単位稼げます
理由3 SSPJを利用すれば単位が最大15単位程度持ち込めるので、
私も上記を利用して入学後の負担を57単位まで減らしており、
私の履修科目の一覧はこちらです
3 英語力に関して
たまに現地の学生や先生とディスカッションしなければなりません。向こうはネイティブやそれに近い能力を当たり前に持っているので
グループ課題などはGoogle documentなどの非同期で済ませてしまうよう、
とは言え、大半の科目は英語を全く話さずに乗り切れます。
レクチャーも動画だけでなく、
すぐにDeepLで翻訳して「なるほど~」と学んでいます。私は小さな子どもがいるので、スライドなどは自分のス
私もTOEFL100点あれば、もう少しガッツリ、ディスカッションに関与できたのかもな、という後悔はありますが、英語はぼちぼちやっていくしかないかなとも思っていますし、例えばJHUで選択必修の財務系・政治系の科目なんかは、普段の医学英語とは全然違うVocabularyですので、もはや割り切ってDeeLに頼っても良いのでは、と思っています
TOEFLに関してはこのあたりの本で一通り対策して臨みました。が、大学院に実際入ってみて遭遇するVocabularyはこちらが役だったなぁと思っています。まぁ、こちらもTOEFL対策で勉強していたものですが、、、やっぱり隙間時間にちょいちょい勉強していけるのは便利ですね!
DMM英会話契約中は無料で使えますが、このサービスが良かったため、DMM解約後もサブスクしていました。現在は募集停止してしまいましたが、思い切って終身プランを契約していて、今でもゆるゆるとやっています。
4 向き・不向き
これはあくまでも私の印象というか、偏見ですが、、身近に、臨床研究に興味があって、国内の公衆衛生大学院で博士号の取得を目指している人も多くいます。彼らの話をききながら、Johns Hopkins大学との違いを私の理解の範囲でお話ししますと
JHU
メリット)歴史など含めて世界一。とにかく教員の数も多く、話題が豊富。
実際にウクライナに滞在し難民支援にあたっている先生から話をき
世界のトップランナーの先生から直接教えてもらえ、
引っ越しをしなくても良い。これはご家族いれば大きいと思います。私も以前ご縁のあったHarvardの公衆衛生大学院への出願も考えたのですが、やっぱりこれが決定打となりJHU専願でした。
デメリット)
時差が辛い。学費高い。英語でのインプットなのでやはり日本語には劣ります。
オンラインで履修可能な科目は(細かい計算はしていません、
アメリカの抱える問題(特に銃暴力やオピオイド使用障害、
MPHはあくまでも色々ベーシックを学んだ学生を育てるというと
もちろんJHUでも疫学などを極める科目は用意されていますが、
とにかく日本国内というセッティングで臨床研究を実践したい、
一応全ての学生にAdvisorの先生が割り当てられていますが
とにもかくにもアメリカなので、
国内の公衆衛生大学院
メリット)学費が安い。
ジャーナルクラブなど、
デメリット)講義のヴァリエーションはJHUに劣る。将来国際機関やアメリカで働きたいなんて場合はJHUの方がよさそう。
あと、基本はオンサイトだと思いますので転居が必要かも。
蛇足かもしれませんが、学位も要らないし、日本語でとにかくこの研究を今の仲間と(今の職場で)成功させたいんだ、
なんて場合はこういうものの方が手っ取り早いと思いますし引っ越しも要らないし安いです。
と言うわけで、Johns Hopkins大学にも合う・合わないがあります。
先輩が「幕の内弁当の具材を楽しめるか」というのがとても言い当てているキーワードだと思いました。幕の内弁当は、いろいろな具材が入っていてそれを食べることが求められますが、いろんな具があって美味しいな~と思える人と、いやいや、とにかくだし巻き卵だけ食べたいんだよね、って人と。
私はこの「幕の内弁当」を楽しめるタイプの人間で、ストレングスファインダーとかでも知的好奇心・収集心が強いと出てきます。JHUも闇雲に必修科目を沢山設けているわけではなくて、いろんな科目を履修しながら、それらの知識がどう繋がっていって、どういう学生を育てたいのかがとてもよく分かって、今は楽しいと感じています。
↓くわしくはこちら
もしご興味があれば、
ただし、
SSPJに関してはこちらです https://www.jhsph.jp/sspj
お勧めは 8月末からの統計1+2の履修です。6月開講、Summer instituteのEpi1は課題やレクチャーのスピードが(3学期のEpi1と比較して)倍速なのでキツ
と、ご質問をいただいたのでかなりツッコんだ話まで書きましたし、
この内容にどこまで需要があるのかわかりませんが、
ここまでお読み頂きありがとうございました
どなたかのお役に立てば幸いです!