この教会は1225年には記録に登場している古い教会。ただ、さすがに当時のままの姿ではなく15世紀に立て直されています。
聖ヤコブ教会は、約80mの塔が印象的ですが、塔の先端のまる~い部分には、哀れな罪人の鐘と呼ばれる鐘が取り付けられています。これは何かというと、市庁舎広場で公開処刑が行われるときに、お知らせのため鳴らされていました。
あと、本当かウソか!?
まぁ言い伝えのような話ですが
(ヨーロッパの言い伝え的な話は、わりと好きなマーヴェリック)
この鐘は、不貞な婦人が通ると自然に鳴り出したという話が残っています。そのため、女性たちに嫌われ、夫らには圧力がかかり、この鐘は取り外されてしまいました。
しかし、天気が大荒れだとゼウス神が怒っているとか、病気が蔓延したから魔女狩りとか、そんな時代ならともかく、現代人からしたら、鐘が勝手に鳴るなんてどう考えてもおかしな話です。
これは個人的な憶測ですが
(いろいろ考えるのも歴史の楽しみのひとつ!)
鐘が鳴る=公開処刑
これは事実だったわけで、誰かが広場で処刑される合図なんか、もう怖くて聞きたくない!
なんて思いがあり、でっちあげ話を作り取り外しに踏み込んだのかもしれません。
ちなみに鐘が再び取り付けられたのは、ごく最近の2001年のリーガ800年祭の時です。
鐘が付いた状態の教会を見ることができて、ラッキーでした。
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