今週末は、お隣の中国でF1の決勝レースが開催されます。中国は、約13億人と世界最大の人口数国家。19世紀末の世界の人口数とほぼ同じです。経済成長の著しいブラジル、ロシア、インド、中国をまとめてBRICsと呼びますが、中国に関しては2010年に世界第二位の経済大国となりました。
そういえば、昔ファンドの商品でBRICs関連の投資がありましたが、今も販売されているのかな?ここ最近は、投資信託の情報を、ほとんど仕入れいていないので、気になる。
成長著しい中国ですが、海外を旅行していると、最近ではいろいろな国で中国語の案内も目立つようになってきました。また、外資のホテルチェーンや、ブランドのオンラインショップも、中国語に対応するなど、やはり人口13億人のマーケットは無視できないのかと思います。
ただ、貧富の差が激しいのも事実で、農村部住人の平均年収は6万円(月収ではありません)、都市部の平均年収は22万円と、所得格差が年々広がっているのも問題視されています。と考えると、外資のホテルチェーンやブランドのバッグを買えるのは限られた層のみ。ブランド品など高額のものに関しては、13億人全てが対象となるには、まだまだ時間がかかりそうです。
ちなみにF1の中国GPのチケットは、5000円から5万円前後。それを考えると、F1の観戦に来ている中国人は、それなりの収入のある方なんだろうなと思います。
レースが開催されるサーキットは、漢字の「上」という文字をモチーフに設計されました。2億4000万ドルをかけて建設された上海インターナショナルサーキットは、オープン当時、F1サーキットの中で最高額のサーキットと言われました。
しかし、中華設計サーキットといっては失礼ですが、2005年のレースでは排水溝の蓋が外れるトラブルが発生し、マクラーレンのマシンがそれを踏んでリタイヤするシーンも見られました。2010年は、3つのコーナーで地盤沈下が発生していることが判明し、F1の開催が危ぶまれましたが、改修工事を行うことで、2017年までF1の開催権を獲得しています。
予選は、メルセデスの2台が好調で、ロズベルグがポールポジション、シューマッハが3位に着けています。フェラーリファンのマーヴェリックは、今年の出来の悪いマシンで、前回マレーシアでアロンソが優勝したことがホント驚きでした。その勢いで、今回の中国もやってくれるかな~と思ったけど、フェラーリの2台は不調のようで、9位アロンソ、12位マッサという予選結果。
小林が予選4位からのスタート、シューマッハが3位スタートで、復帰後の初表彰台も視野に入っています。見所満載の中国GPは、見逃せません。
中国GP 予選結果
1 N.ロズベルグ (GER) メルセデス 1'35.121
2 L.ハミルトン (GBR) マクラーレン 1'35.626
3 M.シューマッハ (GER) メルセデス 1'35.691
4 小林 可夢偉 (JPN) ザウバー 1'35.784
5 K.ライコネン (FIN) ロータス 1'35.898
6 J.バトン (GBR) マクラーレン 1'36.191
7 M.ウェバー (AUS) レッドブル 1'36.290
8 S.ペレス (MEX) ザウバー 1'36.524
9 F.アロンソ (ESP) フェラーリ 1'36.622
10 R.グロージャン (FRA) ロータス 1'35.903
11 S.ベッテル (GER) レッドブル 1'36.031
12 F.マッサ (BRA) フェラーリ 1'36.255
13 P.マルドナド (VEN) ウィリアムズ 1'36.283
14 B.セナ (BRA) ウィリアムズ 1'36.289
15 P.ディ・レスタ (GBR) フォース・インディア 1'36.317
16 N.ヒュルケンベルグ (GER) フォース・インディア 1'36.745
17 D.リカルド (AUS) トロ・ロッソ 1'36.956
18 J.E.ベルヌ (FRA) トロ・ロッソ 1'37.714
19 H.コバライネン (FIN) ケータハム 1'38.463
20 V.ペトロフ (RUS) ケータハム 1'38.677
21 T.グロック (GER) マルシャ 1'39.282
22 C.ピック (FRA) マルシャ 1'39.717
23 P.デ・ラ・ロサ (ESP) HRT 1'40.411
24 N.カーティケヤン (IND) HRT 1'41.000