サヘル地方の真珠とも言われるスースにやってきました。サヘルは、アラビア語で「沿岸地方」を意味するそうです。
年間を通して温暖なスースは、冬にはヨーロッパ人が避寒地として旅行でやってくるのに、人気のスポット。
外人向けなのか、モダンなデザインのホテルもたくさん建ち並び、いかにもビーチリゾートといった雰囲気です。
Sendai Teppanyaki(仙台 鉄板焼き)とSendai Sushi(仙台 寿司)と書かれた和食屋さんを発見♪
しかし、ここは外国。和食店でなく、今日の昼食はこちらのレストラン。入り口の看板の左右の柱は、ギリシャ建築様式の一つである渦巻き飾りのイオニア式。上部には、ギリシャのメアンドロス柄も見られます。
最近流行の、テルマエロマエの3巻で、ルシウスが日本にタイムスリップをして、ラーメン屋に入り、どんぶりの縁にある模様が、ギリシャ伝来のメアンドロス柄のようで気になる・・・、ギリシャの影響も受けていたのか・・・、なんてシーンがありましたが、確かにラーメンどんぶりの模様に似ています。
日本人にはおなじみの、ラーメン丼の縁の模様。
今日の昼食は、ラーメンでなくこちら。
うまく泡を点てられたので、思わずビールの写真を撮影♪
デザートのアイス。
食後は、スースの旧市街を散策。
町を見下ろす写真は、すべてあの地上38mの塔の最上部から撮影しました。ちなみにマーヴェリックは、高所恐怖症。イタリアはピサの斜塔、トルコはガラタ塔などなど、せっかく日本からはるばるやってきたのだから、勢いで登ってしまい、最上部でちょっと後悔する、なんて事を繰り返しています・・・・・
しかし、どの国行っても塔の上からの景色は、怖いのを我慢してでも行くだけの価値あり。料金は5ディナール(約300円)ほどなので、スルーするのはもったいない。
塔のある建物は、リバトと言われる8世紀に建てられた旧市街最古の建物。当時は要塞として使われていたため、2階部分には、たくさんの銃眼が見られます。今は、スースの街を見渡せる塔も、昔は見張り台として使われていました。
旧市街の中には、たくさんのお店があるため、買い物するのにはぴったりの場所でした。
チュニジアの物価は、日本と比べると安くてペットボトルの水が16円ほどです。
(チュニジアの平均月収は日本円換算で3万円から5万円)
こちらは国営デパートのスーラ・ショッピングセンター。国営だからといって、安心できません。ブランドの時計がたくさん売っていましたが、どれも日本円換算で3000円前後の金額。物価の安い国とはいえ、RO●EX、GU●CI、HE●MES、OM●GAなどの時計がそんな安いわけがない。
どう見ても作りが雑だし、無造作に陳列されています。でも、本物だったら、全部買う価値あり。
店員さんに、
「イミテーションですか?」と聞いたら
「はい、イミテーションです♪」と返事が返ってきました。
恐るべしチュニジアの国営デパート・・・
活気溢れる魚市場。魚市場が賑やかなのは世界共通?
さすが港町だけあって、新鮮な魚介類が豊富にそろっていました。
↑日本語の看板がありましたが、「オルーブオイリ」と間違ってます。
魚介類も美味しそうですが、この地の一番の作物は、オリーブオイル。古代ローマ人が、この地にオリーブを持ち込み、技術が受け継がれ、現代では、チュニジアのオリーブオイルは輸出までされて、外貨獲得のための貴重な資源になっているそうです。
ということで、マーヴェリックもチュニジア産のオリーブオイルをお土産に買って帰りました。
携帯ショップを発見。orangeのロゴがありますが、あれって確かフランステレコムの通信会社だった気がする。かつて、フランスの植民地だったチュニジアですが、それと関係があるのかな?
チュニジアらしいブルーの扉。