情報管理の大事さについて、ぜひ読んで欲しいです | PCを便利に使いこなして時間を短縮しよう!

情報管理の大事さについて、ぜひ読んで欲しいです

ベネッセの顧客情報の流出が怖い。
大量のDMが来るとかそんな単純なものじゃなくて。

流出したのは2000万人の情報、そしてそこには住所や家族構成とそれぞれの名前や生年月日も。

これって、家族の名前を使った詐欺に使われるだけじゃなくて、
有名人の情報もあるだろうし、子供の誘拐とか暴行にも使われかねないのでは?と思った。

名簿から母子家庭の子供を狙って、親のいない時間帯に親の名前で安心させて・・などを考えると怖い。
そういう悪質な人間や団体に名簿がわたらないことを切に願う。

それにしても、逮捕された人間の話では、PCからスマホに簡単にデータをコピーできたとか・・
本当に呆れた。

ベネッセなどの会社にとっては顧客名簿こそが命なのに、その杜撰な管理には本当に呆れる。
派遣社員がアクセスできて、しかも外部端末にコピーできる状況だったとは・・

こんなのを防ぐ手段はいくらでもある。
USBを使って情報に鍵をかけるやり方もあるし、暗号化して小出しにするとか、イントラネットで管理してUSBを無効にするとか、いくつでも思いつく。

おそらく、ベネッセの社員の中にも少しでもセキュリティに詳しい人なら、「うちの情報管理のやり方ってヤバイんじゃないの?」と思う人は何人もいたはず。
だが、そういう声が上司に伝えられない状況にあるか、下からのそういう声を許さない現場だったのだろう。

そういう体質の会社が、こんなにも大量の個人情報を握っていたことが本当に怖い。

しかしこれは対岸の火事ではなく、PCを使っているならだれにでも当てはまること。
仕事上いろんな会社に行かせてもらうが、情報管理やセキュリティについて本気で取り組んでる会社は殆どと言っていいほど無い。

HDDにRaidなどでバックアップもしていない。
もし消えたらどうなるのかを考えるととても恐ろしい。

そういえば、昔、ある会社にデータの自動バックアップ管理をいれるように頼まれた。
いろんな機材を調べて見積もりを出すと、「高すぎる!」と言われた。

なんとか説得して導入した。
それでもずっと「高い・・」とグチグチ言われ続けた。

バックアップを導入してから数日後のこと、
その会社から電話があった。
なんと、PCが壊れてデータが飛んだ、ということだった。

もちろん、バックアップシステムは動いていたので、私が出向いて数時間でデータは復旧した。

あまりにも出来過ぎてるタイミングだが、本当にこういうことはあるのだから、ぜひデータのバックアップや管理を大事にして欲しい。