お芝居を勉強するときによく陥りがちなのが

「技術」と「感情」だ。

お芝居は感情を表現するものだが、それを技術だけでやってしまう人が多々いる。

(自分もそうであることは否めないが)

怒りで怒鳴ったとき、面白くて噴出したとき、リラックスして「あぁ~」と声が出るとき。

こういう声でこういう音で言おうと台本に書かれていることを言葉にしてしまう。

それでOKをもらってしまうと、それでいいのかと勘違いし

レベルの高いお芝居を求められたときにどうしていいのかわからなくなる。

それが技術だけのお芝居。よりレベルの高い技術芝居ならいいだろうが中途半端に技術があると

自分はお芝居ができる!と錯覚してしまう。

言い方、音の高低、キャラ声。

色々気にするだろうが一番に気にするものは「感情」だ

 

例を出してみよう

「ありがとう」というセリフがあった時、そのキャラクターはどんな感情か。

・何を考えているのか

嬉しい?

ならその嬉しいは何が起点になって湧いた感情だろうか?

片思いの人からもらったプレゼントに対してのものだとしよう。

どれくらい嬉しい?

もらえると思ってた?もらえると思ってなかった?

ほしいものだった?いらないものだった?

本気で嬉しいと思ってる?

・身体の状態はどうだろう。

立ってる?座ってる?

体重は両足に乗ってる?それとも片足?

プレゼントが重くて持つのが大変?

目線は相手に向いてる?プレゼントを見てる?

実は周りに友人がいたりして気にしながらお礼を言ってる?

・周りの状況はどうだろうか。

教室?学校の裏庭?旅行先?花火大会?街の雑踏?デート中?

 

少なくても上記の事を明確にして、他人に説明できる!となった後に最初の「言い方、音の高低、キャラ声。」を考えて

そのキャラクターとしての感情を作るべきだと思う。

声優が「セリフが少ない役の方が大変」というのは読み取るべき情報が台本から読み取れないことが多く「自分で一から考える」必要が大いにあるためだ。

 

ぜひ、自分が台本をもらった時にセリフを見てまず何を考えているのか。

それを振り返り言い方などにとらわれているようだったら一度立ち止まって考えてほしい。

このキャラクターは何を考え、このセリフを言っているのか。なぜこのセリフなのか。

そのに明確な答えを自分の中に持っている役者とそうでない役者では説得力が段違いだ。

 

 

次回は、技術だけじゃない感情を出すお芝居の作り方を書いていこうと思う。

 

このブログは自身が感じた事、学んだことを再認識している場であり

これを実践したからと言って良い芝居ができることを保証するものではない。

ただ、貴方がお芝居で悩んでいたら、悩みを解消するきっかけになれば嬉しく思う。