初心者が(そこそこできる人もだが)陥りやすいものとしてよくあるのは
「自分の芝居に個性がないと思うんです。どうすれば個性がでますか?」
という質問や悩みだ。
私もよくこの質問をされることがあるが必ずこう返すようにしている。
「知るか」
である。一見冷たいように見えるが続いてこうも言う。
「個性が出るお芝居が出来たら、表現力が上がると思う?」
と。
何のために芝居をしているのかを考えてほしい。
自分の為というのもあるだろう。しかし、結局表現をするということは誰かに見せるということとセットになる。
演じた作品を披露しているのに根底にあるのが「私の個性を見て!」と役者が思っているとしたら最悪である。
周りの演者も、スタッフも二度と一緒に仕事をしたくないと思うだろう。
個性を考える前に表現のプロと言える芝居の力を身につけた後に個性を語るべきだと私は思う。
少なくとも、だれにも文句を言わせない芝居をする人の中に「個性」で悩んでいる人を見たことない。
とはいえ…
レッスンの講師や友人などに「個性がない」と言われて悩む人がいるだろう。
悩み過ぎて成長を止めてしまう人もいるだろう。そんな人にはこの一言を
「表現が小さくて個性が前に出てないんじゃないの?」
である。
ある程度大きな表現をすれば個性的にはなる。
場面にもよるが場面に沿う形で大きな表現を心がけることができれば
個性がないということは言われないと思う。
でも…
私は手軽に「個性的な芝居」になる方法を知っています。
ただし、全員に当てはまるわけではないのでご容赦を。
次回はそんな内容でつづらせていただく。