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SNSなどで、生成AIを使った漫画風の作品も見かけるようになりました。「面白そうだけど、作るのは難しそう」と感じている方もいるのではないでしょうか。

実は、PixAIの画像生成モデル「Tsubaki.3」を使えば、参照したキャラクターを別の場面へ展開したり、漫画のコマ構成や吹き出し、画像内テキストを含む表現を簡単に試せます。

今回は、オリジナルキャラクター画像からを用いて、実際に1コマの会話シーン、4コマ、縦長の漫画表現まで制作プロセスを紹介します。生成AIで漫画制作をする際に参考にしてみてください。

 

 

Tsubaki.3で2人のキャラ画像から漫画の1コマを作る

最初に試すのは、用意した2人のキャラクターを同じ画面へ登場させることです。今回は学生ではなく、私服姿の若い男女2人を使い、休日の書店を舞台にします。

2枚のキャラクター画像を参照する

今回用意したのは、次の2人です。

キャラクター 特徴
女性 ダークブラウンの髪、マスタード色のカーディガン、ネイビーのロングスカート
男性 濃紺の髪、深緑のオーバーシャツ、ベージュのパンツ、白いスニーカー

キャラクターを毎回プロンプト文だけで作り直すのではなく、「この人物を使って、この場面を作る」と画像指示できるのがポイントです。

書店で同じ本に手を伸ばすシーンを生成する

最初の1コマは、2人が書店で偶然同じ本に手を伸ばす場面にします。

指示例

画像1の女性と画像2の男性を同じ書店に登場させてください。2人が本棚の同じ本へ同時に手を伸ばしています。女性は少し驚いた表情、男性も相手に気づいて手を止めています。キャラクターの髪型、服装、色は維持してください。漫画の1コマとして構成してください。

ここでは、細かな背景装飾を大量に指定するより、「誰が・どこで・何をしているか」を優先します。同じ画面に2人を置くだけでなく、視線や手の動きまで指定すると、出来事が伝わりやすくなります。

キャラクター画像から漫画を作ってみたい方へ

PixAIで試してみる

セリフと吹き出しを加えて会話シーンにする

人物と場面ができたら、次は会話を加えます。ここで初めて、単なる「2人がいるイラスト」から、出来事を読める漫画へ変わっていきます。

誰が何を話すかを指定する

今回の書店なら、軽いファーストコンタクトとしての会話を入れます。

  • 女性:「これ、ずっと探してたんです」
  • 男性:「僕も好きな作家なんです」

セリフを書くときは、文章だけでなく話者まで明確にします。「このセリフを入れて」とだけ指示すると、どちらの人物の発言か分かりにくくなることがあるためです。

追加する指示例

女性の近くに「これ、ずっと探してたんです」という吹き出しを配置してください。男性の近くには「僕も好きな作家なんです」という吹き出しを配置してください。どちらが話しているか迷わないレイアウトにしてください。

Tsubaki.3の公式ショーケースには、漫画のレイアウトとレタリングに加え、画像へ新しい吹き出しと文字を追加する編集例も掲載されています。ただし、文字数が増えるほどレイアウトも複雑になります。最初は短い言葉で確認しましょう。

同じ2人を別の場面へ展開してみる

1コマが完成したら、同じキャラクターを別の場所へ移してみます。ここでは書店のやり取りを踏まえて、ストーリーの「続き」を考えてみました。

書店から川沿いのベンチへ場面を変える

例えば、本を買った2人が近くの川沿いへ移動し、ベンチでページを見ながら話している場面へ進めます。

「女性は本を開き、男性は少し身を乗り出してページを見ている。背景には夕方の川と遊歩道がある」このように次の出来事を指定すると、前の1コマとつながる小さな物語になります。

キャラクターの特徴を維持したまま雰囲気を変える

場面を変更するときは、何を変え、何を残すかを分けて考えます。

残したいもの
  • 髪型・髪色
  • 服装
  • 人物そのものの特徴
変えるもの
  • 場所
  • ポーズ
  • 表情
  • 時間帯や光

場面を変えるたびにキャラクターまで変更する必要はありません。同じ2人だからこそ、場所や感情の変化がストーリーとして伝わります。

1コマから4コマ漫画へ広げる

1枚の中で会話を作れたら、次は複数コマへ進んでみましょう。4コマでは、4枚のイラストを作るのではなく、それぞれに役割を持たせることが大切です。

4つの場面に役割を持たせる

例えば別の日の商店街を舞台に、次のような流れを4コマ漫画にしてみます。

コマ 出来事
1 女性が商店街を歩いている
2 女性が後から声をかけられる
3 振り返ると昨日本屋で出会った男性
4 昨日の本の話題で盛り上がる

オチまでつながる短いストーリーを作る

4コマで重要なのは、前のコマを読んだから次の意味が分かることです。

今回はナンバリングをして読むエスコートをしましたが、ストーリーがしっかりと確立されていればナンバリングの必要もないでしょう。コマ数を増やすときほど、最初に短いストーリーを整理しておくと指示を組み立てやすくなります。

POINT

AI漫画では「絵を4枚用意する」のではなく、「4つの出来事をどうつなぐか」を先に考えると、物語として読みやすくなります。

縦長のウェブトゥーン風にも展開できる

漫画は均等なコマ割りだけではありません。スマートフォンで縦に読むことを意識した画面なら、余白や人物の大きさを使って時間の流れを表現できます。

縦方向に視線が流れる構成にする

例えば夜の街を歩く2人を、上から順番に「街の全景」「2人の会話」「女性の表情のアップ」と配置します。

同じサイズのコマを並べるのではなく、場面と場面の間に余白を入れると、読者がスクロールする時間そのものを演出に使えます。

表情のアップや余白でテンポを作る

会話の途中で表情を大きく見せれば、セリフを増やさなくても感情を伝えられます。

横型の漫画をそのまま縦へ引き伸ばすのではなく、「どの瞬間を大きく見せるか」を決めることが、縦型の画面を作るポイントです。

効果音とナレーションで漫画らしい演出を加える

人物とセリフだけでも場面は作れますが、音やナレーションを加えると、画面の外で起きていることまで伝えやすくなります。

効果音で場面の動きを伝える

例えば帰り道の踏切で、2人が電車の通過を待つシーンを考えてみます。

  • 電車:「ガタン ゴトン」
  • 遮断機:「スッ」

セリフがなくても、これだけで「電車が通過するまで立ち止まっている」という時間を表現できます。

ナレーションでセリフだけでは伝わらない空気を補う

さらに、電車を待つ2人の間に少し気まずい沈黙があるなら、

「電車が過ぎるまで、言葉を探していた。」

といった短いナレーションを加えてみます。効果音は「何が起きているか」、ナレーションは「その場面をどう感じているか」を補う役割があります。全部をセリフで説明しないことで、漫画らしい間も作りやすくなります。

AI漫画生成がうまくいかないときの見直し方

生成結果が思い通りにならないとき、すぐに指示を増やす必要はありません。まず、どの部分が崩れているのかを確認します。

キャラクターや構図を詰め込みすぎない

人物数、ポーズ、背景、特殊なカメラ位置、複数コマを一度に指定すると、確認するポイントも増えます。1人→2人、単純な構図→複雑な構図、1コマ→複数コマと少しずつ広げていくほうが、どの段階で意図とずれたのかを見つけやすくなります。

セリフを短くする

長い文章を一つの吹き出しへ入れると、人物や背景とのバランスも難しくなります。「今度の休みに、一緒にこの店へ行って本を探さない?」ではなく、「今度、一緒に行かない?」程度まで短くするだけでも画面を整理できます。

吹き出しと話者の位置を確認する

文字が正しく生成されても、誰が話しているのか分からなければ読みにくくなります。

  • 吹き出しが話者の近くにあるか
  • 人物の顔を隠していないか
  • 読む順番が自然か
  • セリフと表情が合っているか

完成後は「画像がきれいか」だけではなく、初めて見る人が迷わず内容を理解できるか確認してみてください。

まずは2枚のキャラ画像から1コマ作ってみよう

お気に入りのキャラクターに場所・動作・セリフを加えるだけでも、1枚の立ち絵から物語へ展開させられます。

PixAIでAI漫画を試す

まとめ

AI漫画を始めるからといって、最初から長いストーリーや複雑なページを作る必要はありません。

まず2枚のキャラクター画像を使って同じ場面へ登場させ、短いセリフを一つ加えてみる。そこから別の場所、4コマ、縦長の構成、効果音やナレーションへ少しずつ広げていくと、キャラクター単体のイラストから物語のある作品へ発展させられます。

 

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