こんにちは、クリエイティブ子育てのゆうきです![]()
カナダBC州では高校までが義務教育。市によっての違いは多少ありますが、だいたいこの2パターン(下記)で成り立っています。
1)小学校(日本の年長さんから中1)、中高一貫(中2から高3)
2)小学校(日本の年長さんから中1)、中学校(中2〜3)、高校(3年)
私の住む街は、パターン1の方です。義務教育なのでカナダ国籍、もしくは永住権があれば無料。海外から留学生も来ていて、その方達には授業料が発生する仕組み。多くの学校には移民、難民の子供達のためESLがあるので、留学生もカナダの公立への留学はしやすいのかなと思います。
さて、そんなカナダ西海岸の学校ですが、「本を読むこと」に、ものすごく力を入れているという印象があります。
算数よりも、もしかしたら、こちらの方に力入れているのではないかな?と思ってしまうくらい。特にアジアからきた私からするとそのように見えます。(アジアに比べ、カナダの算数はすご〜〜〜くゆるゆるです。ゆるゆるすぎて心配するアジア系の親はいっぱいだったりします)
どの点が力を入れているなぁと感じるかというと、
入学前のオリエンテーションで図書館の人がくる!
必ず地域の図書館の人が、入学前の小学校のオリエンテーションにきて、本を読んでくれるついでに、図書館利用についても話をしてくれます。小学校入学パッケージには、必ず無料の絵本も入っています。
リーディングクラブ
学校に入学すると、いつのまにか(自動的に)、学校のリーディングクラブというのに入ります。そして必ず週1回、学校の図書館に行ってライブラリアン(図書館の方)と接する時間もあり、必ず本を借りる事になります。借りる本は、本当になんでもよくて、うちは、いろんな実験が書いてある面白本とかマンガもよく借りてきます。図書館にいく習慣というのは、何も読む力を上げる為・・・というよりは、図書館に行って、本に触れ合うということが大事とされているのだと思います。なので真面目な本でなくても全然構わないんでしょう。
親目線では、『なんでこんな本?!もっといい本借りてくれば?』と心で思っていますが・・・苦笑。あくまでもこれは私のエゴ
楽しく読めればそれでOK!そんなスタンス、私は好きです![]()
リーディンググループ
学校では、自分の読むレベルでグループ分けがあります。そして自分の読みレベルにあった本を学校から借りてきます(本についたスティッカーで色分けされている)。また自分と同じリーディングレベルの子供達とグループになって”読み”を学びます。なので自分のクラスの担任の先生が、必ずしもリーディングの先生とも限りません。あくまでも自分のペースで読みを学ぶのもカナダですよね。
リーディングボランティアを募集
学年と、先生にもよりますが、時には読む力を強化するために、子供達のリーディングをお手伝いするボランティを親の中から募集します(こっちの学校は遠足の付き添い含め、学校でのボランティは沢山あります。時間があってできる人がやればいいです)私もこのボランティアをしたことがあるのですが、週に一度でも、できる時に朝30分。だいたい3−4人の子供達の本読みを聞いて、そして質問を子供にするというボランティアです。読む力と読解力がつきますね。これは。
図書館訪問
低学年のうちは(小学校1年生など)、クラスのみんなで学校の外にある地域の公立図書館へ行って本を借りるというアクティビティもあります。皆で図書館へ行って、図書館の人が皆に本読みをしてくれて、好きな本を借りるというちょっとしたフィールドトリップです。
地域に根ざした図書館
カナダバンクーバー周辺には、あちこちに小さい図書館も含めて沢山あります。うちの子供達の学校からも、徒歩15分程度で図書館があります。
図書館は、どこも子供と大人のセクションが分かれています。下記の写真は、近所の図書館の様子。子供のセクションの入り口手前の壁には、季節ごと、またテーマごとに様々なデコレーションが(左)。この時のテーマは五味太郎の紹介でした。
以前、アメリカのサンフランシスコに住んでいた時もよく図書館を利用していたので思いましたが、カナダでも地域の図書館の役割ってかなり大きいと思います。
図書館では、実に様々なプログラム、アクティビティが開催されています。平日の午前中は、幼児向けのアクティビティをいくつかしています。例えば、年齢別にストーリータイム(小さい子向けなので本読み少しに、メインは歌)など。学童児には、レゴクラブ(自由に沢山のレゴを使って遊べる)やチェスクラブもあり、大人向けには、ファイナンシャルプラン、家族法について、またメンタルヘルスなど、生活に関するワークショップを開いています。また季節や休み中の特別イベントやプログラムもその都度開催されるので、子供を持つ親は、図書館情報は必ずチェックなんです。
私も子供達が1歳半ぐらいからよくストーリータイムなどに参加していました。そのほか、地域のNPO団体の子育て部門のプログラムなども、図書館のスペースを借りて、親子のプログラム(幼児を持つ親向け)を開催しています。
子供達が小学校に入ると、今度は本やDVDを借りに意外と通います。今は子供達も自分で検索して、その時に図書館にない本は頼むことも自分でできるようになりました。ここになくても、どこかの地区の図書館にあったりするので、だいたい本は図書館で借りて読むことができます。本は一冊一冊買っていると高いので、図書館があれば、気兼ねなくどんどん借りて読むことができるので、どんな人にも便利。誰でも本に触れることができるのは素晴らしいですね。DVDなんかも無料で最新の映画があります!これも便利!!
絵本から本、図鑑、マンガ、DVDやCD。また英語以外の本も少しありますし、いろんな文化や国の物語もあります(日本だと「Peach Boy 桃太郎」とか)。
子供達が館内で読めるように、丸いテーブルもいくつかあり、またコンピューターも何台か置いてあります。窓辺にはウォーリーを探せも
(右上)
図書館でも、もちろん子供達の「読み」には力を入れていて、夏休みになると、リーディングクラブが開催されます。
さて本読みなのですが、必ずしも英語で本読みしなくてはいけない訳ではありません。英語の本でなくてもOKと先生は話していました。むしろ自分のルーツの言葉をキープできるのなら、その言語で読むことも素晴らしいと褒められます。
図書館にも数は少ないですが、様々な言語の本セットが子供セクションにも置いてあります(ちなみに日本語の本は、バンクーバーダウンタウンにある中央図書館に沢山あります!違うところで本を借りても、返却は自分の地域の図書館でOKなので、これまた便利です)
基本的に学校では英語の本を借りて、英語の本読みの練習をしてゆきます。なので自宅で読む本は、どの言語の本でもOKという事になっています。なのでリーディングクラブの本読みチャートには、英語の本も他の言語の本でも、読めば色を塗ることができます。
本に触れる事に力を入れているカナダ。
本を読むことは、物語に触れることです。物語は、私たちの心や感情面でも様々な影響があり、本読みは、国語の力をつけるだけでなく、心を育てることにもとても良いですね。





