記事アップを忘れていたら
いつの間にか今更感漂う感じになりましたが
4月に無事ジョリビーがグアムにオープンしました。
1年前からその話は聞いていて、
昨年のフィリピン旅行では本場のジョリビーを一足早く体験してきました。
その時の記事はこちらをクリック。
んで、5月の初旬頃にグアムのにも行ってみました。
そんなこんなで一般ユーザーとして思った事、
また、飲食経営者の立場で解説をしていきたいと思います。
確か去年8月のフィリピン旅行の頃は
オープンは10−11月頃と言われていました。
店頭に貼っていたバナーもそう書いていたと思います。
工事の進み具合をみていて、
正直その頃で既に「年内はないな」と思っていました。
そしてずれ込んで、ずれ込んで、それをみて1月頃に書こうと思ってやめた
そんな背景の1月某日の下書きを見ると、
「4月か、最悪5月最初ののゴールデンウィークに間に合う」
と書き留めてあったので、結局4月第2週オープンに至ったのは
まぁ、自分のグアムでのビジネス感覚はズレていないと確認できました。
はい、グアムはそんなスピードです。
ま、スクラッチからやったのが大遅延の最大の要因ですが、
それにしてもオープン計画へ希望的観測が入りすぎな気もします。
さて、オープンで話題になったのが果てしない行列の長さ。
数百人の列が一日中、しかも数週間続いたので
新聞やSNSでも大きく取り上げられていました。
わたし的には特段驚く事でもない、
何なら、以外に早く行列騒ぎが収まったと思ったりもします。
なぜか?
グアムの人口が15万、その約半分がフィリピン系だとして7万。
ジョリビーの知名度はフィリピン系ならほぼ全てが知っている感じなので
少なくみても6万人の潜在顧客(少なくとも1回は来るお客)がいるとします。
まぁ、家族のをまとめて買ったりとかもあるので、
実際の来店はその1/3として、それでも2万人。
グアムにはチャモロ系や他国系の人達もいて、
その人達もジョリビーを知っている人がいて
特にエンターテイメントのないグアムなので
まぁ、新しい店には一回は行こうかって人がいて
その数が少なくみても1万だとします。
ジョリビーはファストフードで値段も手頃。
今日マック行く代わりにジョリビー行って見ようか、
なノリでいけるので潜在的な層が幅広くなります。
となると、4万人ほどは「一度はジョリビー」な人がいそうです。
店舗が1日で捌ける数が1000〜2000人だとして、
単純に最低20日、その間のリピーターも当然いるだろうし
まぁ色々加味して40日程度は
大盛況って感じでも不思議でない計算ができます。
そんなこんなで行列が収まった頃を見計らっていたのですが
5月初旬に訪問することになりました。↓
名物のジョリビーチキンとスパゲティ。↓
アロハバーガーと普通のバーガーにポテト。↓
チキンはフィリピンと違って出来合ってアッツアツでした。
これはまだ忙しいからでしょう。
パスタはフィリピンよりほんの少し甘さが抑えてあるきがしました。
バーガーは特記なし。
で、うーん、やっぱ値段だなぁ、と。
フィリピンジョリビー記でも書きましたが、
値段設定は本当に難しかったと思います。
フィリピンの値段に比べて割高。
ま、それは当たり前なのですが、
グアムの他のファストフード店に比べても
ジョリビーの良さを出し切れていない気がします。
実は後日談があって、
グアムにジョリビーを持ってきたFCオーナー一族は
カレー屋にも良くきてくださります。
んで、つい先日の来店時にジョリビーの話を聞くと
どうも値段設定に悩んでいる感じで。
雰囲気で察するに、価格についての不満足の声が多いんですかね。
ま、一般の人はフィリピンの価格と比較しますから。
「グアムだから高くなる」とは考えないでしょうね。
その分質を上げれば良いのでしょが、
グアムではその逆はあっても、上げる事は不可能でしょう。
そこで、
「まぁ、グアムは食材高いし、人件費も高いし、、、」
と声をかけると
「解ってくれてありがとう。」
的な返答でした。
まぁ、彼も言いたかったとは思いますが、
我々経営者同士で分かりあっても傷の舐め合いなだけで
顧客が納得しなければ意味のないただの戯言。
グアムでの飲食商売は、
簡単に見えて実はかなり難しいと思います。
特にフランチャイズは難しいかもね、と。