2022/1/8 14:00 サンケイホールブリーゼ
宣伝にあるようなロマンチックコメディではありませんでしたが
力作でした。
公演中にモノクロのサイレント映画が流れ、その中では俳優さん達が命がけで演じます。
ほんと、命がいくつあっても足りないような作品ばかり。
何をしてでも受けたい!観客をあっと言わせたい!は伝わってきますが、観客が求めているのはそんなものだけなんだろうか?と思わずにはいられませんでした。
物語の最後に亡くなった女優さんが舞台上に居て、スクリーンにも大映しになります。
映画づくりに夢中になり命を落とした人達へのレクイエムのようでした。
壮さん演じる大女優メイベル・ノーマンド。
出番は少なかったですが、身長があり腰高小顔で外国人に無理なくなれます。
今回も目福な壮さんでした。
それと、宝塚ではめったに無いことですが
出演者全員、滑舌がよく耳に優しかったです。
滑舌で思い出しましたが、亡くなった実家の父も映画が好きでした。
昔の思い出話をしていて無声映画の話題も出ました。
大正生まれの父の若い頃は、無声映画がまだ普通に映画館にかかっていたそうです。
父曰く、同じ映画でも上手い弁士に当たると、より一層楽しめた。
音の出ない映画の説明をする、弁士という職業があったんですね。
滑舌よく面白く語れる弁士でみる映画は楽しかったことでしょう。