宝塚のトップスターやトップ娘役等には退団時、機関紙「歌劇」に送る言葉が載ります。
主には演出家ですが、ページが埋まらないのか時には振付や作曲、衣装担当の方の名前も。
団の内規により原稿料は無し(2002年2月号、月影さんへの送る言葉の中で石田先生が書かれてました)のせいか、だいたいは餞の美辞麗句が並んでいます。
そんな中、真実の心の声が聞こえてくる言葉が稀にですがあります。
荻田浩一先生が月影瞳さんに送った
「あなたがあなたであるところが、とても大嫌いで大好きでした。」
木村信司先生が壮一帆さんに送った
「おい。オレをおいていくつもりか。」
以上、今までの双璧でしたが今回、
上田久美子先生が伶美うららさんに送った
「今までここにいてくれてありがとう。」
加わりました。
舞台を観て感じたとおり、やはり「神々の土地」はイリナの物語でした。
ドミトリーの台詞
「僕はあなたがかわいそうだった」
上田先生は朝夏さんにいろいろなことを託してます。