2017/11/14 11:00 宝塚大劇場
恐怖政治に走り、身を滅ぼしたロベスピエールの最期を描いていて、
ストレートプレイだったなら退屈な作品になったと思います。
が、ほぼ歌で繋ぐミュージカルの本作品。
ワイルドホーン作曲のナンバーは耳に優しく、
トップコンビの声は心地よく、良い作品になってました。
ロベスピエールもダントンもサン=ジュスト(美貌で有名な死の大天使、朝美さんがぴったりでした)も、今はパリのカタコンブに眠ってます。
アダムス・ファミリーのラスト、壮さんモーティシアは夫ゴメスとパリに旅立ちます。
行きたかったカタコンブ、薄暗い通路をふたりで歩いたのかしら?と何かにつけ壮さんを思い出してしまいます。
ショーは野口先生の大劇場2作目。
前作に続き、歌上手のトップさんに恵まれた先生は幸せですね。
お芝居が重厚で暗い作品だったので、動きの多い明るいショーは組み合わせも良いと感じました。
野口先生は中村一徳先生に作風が似ています。
いろいろな生徒さんに見せ場があり、選曲も似ている気がしました。
終盤のマスゲームのような場面、2階から観ると見応えがありました。
追記
昨日、観劇帰りにチケットセンター前を通りましたが盛況でした。
聴き応えも見応えもあり、一般のミュージカルファンの皆さんにも満足してもらえる公演だと思います。
高齢者割引も学生割引も行っていないのに、当日券に並ぶ人数も多いようです。
観劇を考えておられる方は予め宝塚歌劇オンラインチケットでの購入をお勧めします。
2階後方席でも、客席降りで元気いっぱいの下級生が来るのが見えますし、
ショーのマスゲームのような場面(これがけっこう長いです)は2階のほうがよく見えると思います。