雪組で再演されるとのこと。
初演は月影瞳さんヒロインだったので何度も観ました。
和歌山のポルトヨーロッパでロケしたテレビCMが地上波で流れ、劇団が力を入れた公演だったと記憶しています。
轟さん、月影さんのビジュアルのはまり具合は素晴らしく、特に轟さんはぴったりで代表作と言えるでしょう。
主題歌「雨の凱旋門」も哀愁に満ちた名作です。
月影さんは冒頭のベレー帽にトレンチコート姿が、小顔の彼女によく似合い、硬質な美貌に見とれました。
ただ・・・・このヒロインのジョアンは難しい役で、私は観る度に少し居心地が悪かったです。
ご自身でも、この役の心情は理解し難い、大劇場から東京を経て、博多座でやってやっと何かが掴めた気がする・・・と言ってましたね。
月影さんは「凍てついた明日」のボニーや「再会」のサンドリーヌはぴったりでしたが、ジョアンや「愛燃える」の西施は、ちょっと違う気がしました。
上手く言えませんが、女の持つ陰影やしっとりした風情が必要なんですが、その辺りがちょっと足りない感じでしたね。
公演は観ていないのですが、「琥珀色の雨にぬれて」のニュースやNOW ON STAGEでのシャロンの雰囲気や、台詞を聞いて、その辺りも真彩さんなら上手く表現できるのでは?と期待しています。
追記
真彩さんジョアンは楽しみですが、轟理事とはいくらなんでも学年が離れすぎです。
初演で香寿さん演じたボリスも良い役ですが、私は望海さんラヴィックがみたかったです。
望海さんが歌う「雨の凱旋門」を、聴きたいです。