ある程度宝塚歌劇を知っている人の中で96期というのは100年以上の歴史の中で1番、イメージの悪い期だと思います。
意地悪な私は「去年受かってればなぁ・・」と思う96期生とか「去年落ちて良かったかも」と複雑に喜ぶ97期父兄を想像したりします。
自らが蒔いた種とはいえ、後悔の多い期じゃないかと思います。
その後悔の内容が素直に「悪いことをした。皆仲良くすればよかった」というのだと良いと思います。
「万引きを捏造したり、それを告げ口までしたのはやり過ぎた・・・」というのだとしたら、救いようがありません。
教育は本当に難しく、道徳という建前は言い易いですが説得力が乏しいです。
「イジメなんかすると96期のようになるかもしれない」という、赤裸々な損得勘定のほうが何倍も説得力があります。
我が子が濡れ衣を着せられ退学になったりしたら裁判という手段を取るのは当然で、私も同じことをします。
「他の期も同じようなことをしてるけどバレないだけ」という人も居ます。
そういう人は「何事もバレなければ良い」という考えの人なのでしょう。
私は嫌ですね。
例え誰にも分からなくても隠しおおせたとしても、自分は知ってます。
誰かを虐めた自分というものを持って生きていくのは嫌ですね。
その記憶はいつか、内側から自分自身を蝕むのではないでしょうか。