父は95才、認知症で以前はグループホームに入ってました。

新築で綺麗、可愛い介護士さんの多いホームで、機嫌よくお世話していただいてましたが、

脚が腫れて、水疱ができたと近隣の市民病院に入院しました。

 

そこで治療に使ったステロイド剤の副作用から持病の糖尿病が悪化してしまいました。

市民病院の先生から、引き続きステロイド剤の投与も必要だし、更に日に3度血糖値測定とインスリン投与が必要になったので、もう元のグループホームには帰れない(グループホームでは医療行為ができないため)療養型病床のある病院に移るよう言われました。

 

それまでは何度か入院しても毎回グループホームに戻れていたので困惑しましたが、治療のためならば仕方がありません。

 

市民病院のケースワーカーさんに紹介された病院を次々と見学に行き、今の病院にお世話になることにしました。

 

先日、現在お世話になっている病院の主治医の先生から面談の要請があり、

いよいよというときのために今後の方針を決めてほしいと言われました。

 

人工呼吸器をつけるか?つけないか?

 

 

人工呼吸器をつけるというのはどうなんですか?痛かったり苦しかったりは?

という質問の答えは

「気管にちょっと水や異物が入りかけただけでも、むせたり苦しいはず。それを無理やり管を入れたままにするんですから・・・・」

 

私は自分のことに関しては大変決断が早いのですが、今回は考えこんでしまいました。

もし私が父の立場だったら余計なことはせず、自然に寿命が尽きるのを待ちたいです。

でも、父はそれで良いんだろうか?

たとえ親子でもそれぞれ別の人間で考え方も違います。

 

母も亡くなりましたし、妹は私の考えたとおりで良いと言ってくれましたので、もう少し考えてみようと思います。

 

病院で寝ている父を見ながら

自分自身の最期をどうしてほしいか、頭がはっきりしているうちに周囲にきちんと伝えておこうと思いました。