9/4 15時公演


演出等、初演の雪組に近かったように思いました。

一路さん&花總さんの身長バランスが

今回のトップコンビに似ているからかもしれません。

最後の場面でクレーンに2人乗るとき、エリザベートはひざまづいてました。


その初演を1番回数多くみたので、どうしても初演と比べてしまいます。


タイトルロールのエリザベート、蘭乃さん。

歌は思ったより頑張ってました。

しかし、どうしても私にはエリザベートには見えませんでした。

気品も美貌も無く皇后には見えません。


トートの明日海さん。

死神には見えません。お顔は綺麗ですが手足が悲しいくらい短くて。

妙に熱いのも困りました。

一路さんトートからは、冷たさや人外の神秘性が感じられたのですが。

ただ、衣装は大変工夫されていて良かったです。

一路トートのフィナーレの羽は、羽を貼りつけた板のようで変でしたから。


上記トップコンビですが、マイクのボリューム出し過ぎではないでしょうか。

エコーも麻路さんトートの時ほどではないですが、気になりました。


皇帝フランツの北翔さん。

長身で軍服がよく似合います。

ただ、表情が庶民的すぎるときがあり、それが気になりました。

皇帝なんですから、公の場では感情を表さず泰然としていてほしいです。

フィナーレのダンスは、やはり腕や脚が長いと映えますね。

素敵でした。


ルキーニの望海さん。

私にとってこの役は轟さんなので、ハードルは高いです。

初演時、宝塚を「エリザベート」を初めてみた方の中には

この轟ルキーニが主役だと感じる方がたくさん居られました。

幕間にパンフレットを買って

「あら?この人(轟さん)主役と違うんやね・・・」という声をよく聞きましたから。

出番も台詞もルキーニが1番多く、轟さんの彫の深い美貌は不良イタリア男そのもので、まさしくはまり役でした。


轟ルキーニの最も優れていたところは「余裕」が感じられたところです。

他の出演者には多かれ少なかれ「必死さ」が見えたのに、轟さんは余裕綽綽で舞台を楽しんでいるように見えました。

それが、立場に縛られ右往左往する貴族を馬鹿にしているルキーニに重なりました。世間を嘲笑いながら物語の中に入ったり出たり、自由自在に舞台に生きていて素晴らしかったのです。


この役に「必死さ」や「頑張り」が見えたらもうルキーニじゃないですね。

私にとっては。


ルドルフの芹香さん。

明日海さんトートよりも、おそらく10㎝近く身長が高いのでは?

「闇が広がる」の場面、思い切り脚を広げ、膝折して大変です。

更に狭い銀橋の後方に立とうと端ぎりぎりにヒールを置くので

オケボックスに落ちやしないかとはらはらしました。

膝折の苦労の要らない母親との場面になると専念して歌えるせいか

ルドルフとしての感情が伝わってきて、ほっとしました。


良かった人のことも書いておきます。

リヒテンシュタインの芽吹幸奈さん。

貴族には見えない人ばかりの中ちゃんと貴族に見えました。

歌も役柄にあった歌い方と声で

歴代のリヒテンシュタイン中、1番かも。


マダム・ヴォルフの大河凜さん。

可愛いお顔の男役さんで、合ってるかしら?と危惧してましたが

予想外に良かったです。宝塚らしい(下品になりすぎない)

マダム・ヴォルフで歌も聞きやすく、気に入りました。


今回の上演。

配役が北翔トート&明日海エリザベートだったら

ぴったりだったのに・・・・・残念です。