こんにちは。 山田亨です。
さて、人の人生に土足で踏み込む職業をしている私は、
自分自身も身を以て成長していないといけないと思っており、
指導者クラスのコーチにコーチングをお願いしています。
最初の頃、良く言われたのが
「トオルちゃん、今、知ってる事喋ってるでしょ」 というセリフ。
はじめは、全く何の事かわかりませんでした。
でも、今はこの言葉の意味が良く分かります。
※
これは、ある事象に対する自分のこれまでの解釈や世界観を
延々と述べているだけの状態。
つまり、これまでの思考の範囲内で語っている状態です。
私たちの頭はとても賢く、
様々な事に自分の都合の良いように理屈付けをし、
私たちは、その解釈がさも事実かのように語り始めます。
「○○が悪いから~~なんだ」
「これって、こういう事なんですよね(説明)」
「私はこのやりかたにこだわりがあるので…」
「私はこれが苦手なので…」
「これってこういう風になるから、 上手く行かないと思うんですよね(憶測)」
「会社の問題点はこういうところで、 ここが良くならないといけない(と評論家風)」
※
その解釈は、もしかしたら正しいかもしれません。
でも、こういう発言を続けていると、 仕事は限りなくツマラナくなります。
僕自身も役所時代、こういう考え方をしていた事があります。
本当に仕事がつまらなかった。
朝出勤して、いろんな事に振り回されて、
昼は弁当をかき込んで、国会の質問者が出そろうのを待って…
いろんなことに言い訳して、
いろんな事に理屈を付けて自分を納得させ 同じような日常が繰り返され、
何やっているんだろうという無力感に苛まれていました。
※
冒頭の話に戻りますが、
何時も考えている事の枠を超えて物事を見て行かないと、
どんどん自分の世界は狭まって行きます。
ストレッチをしないと体が固くなるように、
可動範囲の中だけで思考していると、
次第に可動範囲自体も狭くなって行きます。
現状維持は則ち後退です。
※
今になって思うのですが、仕事が面白くないのは、
仕事自体が面白くないのではなくて、
仕事に向き合う自分のスタンスが面白くないだけなのです。
そして、なぜ面白くないかと言うと、 知っている事ばっかり喋っていて、
そして、これまで馴染みのある世界の中だけで生きていて
思考の枠が広がっていないから。
自分の思い込みを強化するような思考しかしていないから。
同じ世界で生きていると目の前の仕事は何も変わりません。
自分でも気付いていないような 自分の願い、希望、
そしてそれに付随する恐れ。
そんな事を話す事で 目の前の現状に風穴を空けて行く事が出来ます。
違う世界への入り口が見えてきます。
世界はあなたが見ているよりも、
もっと色とりどりの色彩に溢れています。
もちろん、あなたを取り巻く構造はそれを許してくれないかもしれません。
だからこそもう一つの構造として
ディスカッションのパートナーを持つという事が必要です。
※
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