広告業界について(1)
そういえば、去年の今頃もまとめていたことをふと思い出し、
タイミングとしては丁度良かろうと考えたので備忘録程度にまとめてみる。
(1) 広告業界全体
2011年の日本における総広告費は5兆7,096億円(前年対比97.7%)
2008年のリーマンショックを境に4年連続減少している。
特に2011年は改めて書くまでもなく東日本大震災による自粛の影響が大きい。
最も規模の大きい2007年(7兆191億円)からは1兆3,000億円も減少している。
(2) 媒体別
次に媒体別に見ていると、
テレビ 17,000億円 (前年対比 99.5%)
ネット 8,000億円 (前年対比104.1%)
新聞 6,000億円 (前年対比 93.7%)
雑誌 2,500億円 (前年対比 93.0%)
ラジオ 1,200億円 (前年対比 96.0%)
衛星関連 891億円 (前年対比113.6%)
その他 21,000億円 (前年対比 95.4%)
という状況。
いまだに日本の広告の中心はテレビになっているものの、
もしテレビがこのまま99%成長(年次1.0%ずつ減少)し、
インターネット分野が105%成長を続けると仮定すると
12年後の2024年にインターネットがテレビを追い抜くことになる。
(個人的にはそれより2年ほど早いだろうと考えているけど)
全体としては新聞・雑誌・フリーペーパー・電話帳等、
紙媒体の落ち込みが顕著に見られるものの、これらの中には
意外にインターネットとの親和性の高いものも多くある。
媒体元每にこの数年が生き残りをかけた勝負と言えそうです。
留意点として、主要国別にみる広告費構成比の日本の特徴は、
・新聞、雑誌の構成比が比較的低い
・屋外広告の構成比がかなり高い
の2点です。
まぁ、この部分はお国柄がかなり反映されるところなので、
だからどうしたと言われても困ります。
(3) インターネット広告
一応、この分野がメインではあるので詳しく取り上げておきます。
2011年のインターネット広告費は8,062億円で、年次推移を見てみると、
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1995年 ----円 (前年対比----%) ※Windows95発売、msnサービス開始
1996年 16億円 (前年対比----%) ※Yahoo!JAPAN、So-netサービス開始
1997年 60億円 (前年対比375.0%) ※goo、Infoseek、exiteサービス開始
1998年 114億円 (前年対比190.0%) ※iモード、Ezweb、J-スカイサービス開始
1999年 241億円 (前年対比211.4%) ※不正アクセス禁止法成立
2000年 590億円 (前年対比244.8%) ※Google、Amazon日本版サービス開始
2001年 735億円 (前年対比124.6%) ※All about Japan、Yahoo!BBサービス開始
2002年 845億円 (前年対比115.0%) ※Overtureが日本でのサービス開始
2003年 1,183億円 (前年対比140.0%) ※個人情報保護法成立、
2004年 1,814億円 (前年対比153.3%) ※mixi、GREEがSNS開始、Winny開発者逮捕
2005年 2,808億円 (前年対比154.8%) ※DeNAマザーズ上場、Youtubeサービス開始
2006年 3,630億円 (前年対比129.3%) ※Skypeサービス開始、ライブドア事件
2007年 6,003億円 (前年対比124.4%) ※iPhone発売、ニコニコ動画サービス開始
2008年 6,983億円 (前年対比116.3%) ※GoogleChrome、Facebook日本語版リリース
1997年 60億円 (前年対比375.0%) ※goo、Infoseek、exiteサービス開始
1998年 114億円 (前年対比190.0%) ※iモード、Ezweb、J-スカイサービス開始
1999年 241億円 (前年対比211.4%) ※不正アクセス禁止法成立
2000年 590億円 (前年対比244.8%) ※Google、Amazon日本版サービス開始
2001年 735億円 (前年対比124.6%) ※All about Japan、Yahoo!BBサービス開始
2002年 845億円 (前年対比115.0%) ※Overtureが日本でのサービス開始
2003年 1,183億円 (前年対比140.0%) ※個人情報保護法成立、
2004年 1,814億円 (前年対比153.3%) ※mixi、GREEがSNS開始、Winny開発者逮捕
2005年 2,808億円 (前年対比154.8%) ※DeNAマザーズ上場、Youtubeサービス開始
2006年 3,630億円 (前年対比129.3%) ※Skypeサービス開始、ライブドア事件
2007年 6,003億円 (前年対比124.4%) ※iPhone発売、ニコニコ動画サービス開始
2008年 6,983億円 (前年対比116.3%) ※GoogleChrome、Facebook日本語版リリース
2009年 7,069億円 (前年対比101.2%) ※Twitterが流行
2010年 7,747億円 (前年対比109.6%) ※iPad発売
2011年 8,062億円 (前年対比104.1%) ※Facebookが流行
2012年 8,568億円 (前年対比107.1%) 予測
(2000年代後半からは、あえて内容薄めにしています)
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2010年 7,747億円 (前年対比109.6%) ※iPad発売
2011年 8,062億円 (前年対比104.1%) ※Facebookが流行
2012年 8,568億円 (前年対比107.1%) 予測
(2000年代後半からは、あえて内容薄めにしています)
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2009年はリーマンショック、2011年は東日本大震災の影響により成長率が
若干鈍化しているものの、わずか15年間で市場規模130倍以上の拡大を見せる
この業界の今後の成長は疑うべくもないでしょう。
今後、106-107%成長を続けると2015年には1兆円市場になる。
インターネット広告と一口にいっても「媒体費」と「制作費」に二分される。
さらに、「媒体費」も媒体別に「パソコン」と「モバイル」に分けられ、
手法面からも「バナー」、「検索連動型」、「アフィリエイト」、「SEO」、etc...
と分類され、本当はここからが書きたいところなのだけれど
時間が来たので続きは次回に。