昭和57年3月28日に開かれた第15回徳島市立高校定期演奏会は、阿波高校へ転勤していく川人昭夫先生の、最後の定演でした。
合唱部は、大中恩作曲「島よ」
オーケストラ部は、チャイコフスキー作曲「交響曲第5番」ほかを
心を込めて、最高の演奏をしました。
アンコールの1曲目、ブラームス作曲「ハンガリア舞曲第5番」は、みんな泣いていて、主旋律が所々とぎれました。
その夜「ありの道」にて、OBの打ち上げが盛大に行われました。
宴会も終わって「ありの道」を出て行くとき、川人先生は玄関に座り込んで、
「阿波高や行きたぁないわあ」と、泣きわめきました。
30日、OBのトラックをやとって大量の荷物を積み込み、川人先生は青春の17年を過ごした市高を去っていきました。