堂々、発達生涯 -ボクとADHDの付き合い方- -29ページ目

堂々、発達生涯 -ボクとADHDの付き合い方-

【ADHDを活かす!】がモットーのブログ。ボクの体験をもとにしたADHD(注意欠陥・多動性障害)の対処法(生活・仕事など)をメインに発信します。

ども、こんばんは★

今日はタイトルを「ADHDはなぜ片付けができないのか?」と変えて、ADHDが片付けができない理由をみなさんといっしょに考えていきたいと思います。

昨日までのブログでは、片付けの重要性についてお話ししたと思いますが、
一番言いたかったことは「部屋は住んでいる人の鏡。プライベートも仕事も人間関係も、部屋の片付けで大きく変わるのでは?」ということです。
片付けがとても大切なことは、ボクが力説しなくてもボク以上に理解されていることだと思います。


それを理解しながらも、ボクを含めてうまくできない人たちがいるのも事実です。
昨日のブログでも触れたように「ADHDの人たち」です。

ADHDの人がもれなく片付けができないわけではないです。ADHDと診断されながらも、片付けがうまくできる人も中にはいるらしいのですが、大部分の人が「片付けができない」ことに困っていると思います。

ボクもその一人。つい半年近く前までゴミ屋敷にいることがさも当たり前だと思っていたのですが、一念発起して片付けをしたわけですが、その後思ったことは3つあります。
 # どうして部屋が散らかるのだろう?
 # なぜ散らかしたまま何年も放置できたのか?
 # どうしてADHDの人は片付けが苦手なのか?


片付けができたことに関しては住みやすくなり、気付くことがたくさんあったと思うのですが、これで「めでたしめでたし」ではありません。
 # 部屋が散らかった原因は何か?
 # 「片付けができない」ことと「ADHD」の関係は何か?
 # どうやったら住みやすい部屋が維持できるか?


これらに答えられなかったり、行動できなかったら、いつかは「ゴミ屋敷」に逆戻りするんじゃないかなぁとボク自身そう思っています。そうなると片付けをした意味がなくなるし、一生ゴミ屋敷と付き合うハメになります。
その成れの果ては、昨日のブログでもお話ししたように、ミスがミスを呼ぶという悪循環に陥ってしまうのではないでしょうか?

原因がわかれば、対策は見えてくる。

ということで部屋が片付いて浮かんだ疑問から、「ADHDはなぜ片付けができないのか?」を明らかにして対策を考える。片付けがうまくできない自分自身と、役に立つかどうかわからないのですが、ボクと同様に困っているADHDの方の力になれたらと思います。

まずはじめに「ADHDとはそもそも何なのか?」について、再確認したいと思います。

ADHDという言葉の正式名称は、
Attention Deficit Hyperactivity Disorderの略で、日本語では「注意欠陥・多動性障害」です。
アスペルガー症候群、学習障害などと同じく発達障害のひとつで、生まれながらにして持った障害であることが確定されたわけではないけど、今の研究では一番有力な説だそうです。

この障害には特徴があります。
 # 不注意
 # 多動性
 # 衝動性


不注意とは、集中力に欠ける、注意があちこちに逸れることを指し、日常で現れる特徴は
 # 学業や仕事に集中して最後まで取り組めない(指示を理解しているにもかかわらず、反抗的な理由ではなく)
 # 音などの刺激に気が散りやすい
 # 人の話を最後まで聞くことができない
 # 忘れ物をしやすい、物を失くしやすい
 # 怠けやすい  etc..

多動性は、主に落ち着きがないことです。具体的なものとしては、
 # いつもそわそわしている、貧乏ゆすりなど
 # 静かに遊べない
 # しゃべりすぎる
 # 突き動かされるように行動する etc..


衝動性は、何も考えない言動があるということで、
 # 順番を待つことができない
 # 他の人の邪魔をしたりする
 # 衝動買いをくり返す
 # 場の空気を読まない発言で場の雰囲気を壊してしまう  etc..

以上が、ADHDの主な特徴です。

「でも、これって誰にでも当てはまることなんじゃないの?」と思いませんでしたか?
雑音が入ったら誰でも集中できないし、忘れ物もよくあること。怠けることも、人間だから当然ある。おしゃべりな人なんて世の中にごまんといるし、車線変更で強引に割り込んでくる人、衝動買いでローン地獄の人も当然いる。

じゃあ、ADHDなんて誰にでもあること?
もしかしたらADHDそのものは存在しないんじゃないの?

でも、実はそうじゃないんです。

上記の特徴に加えて4つの条件が満たされないとADHDではないんです。

# 不注意、多動性、衝動性のいくつかの症状が7歳以前から続いていること
# これらの症状が家庭や職場などの2つ以上の状況で障害となっていること
# 社会的、学業的、職業的機能において、臨床的に著しい障害が存在するという明確な証拠があるか
# その症状は広汎性発達障害、統合失調症、または他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではなく、他の精神疾患(例:気分障害、不安障害、解離性障害、またはパーソナリティ障害)ではうまく説明されない。


以上、参考サイト(http://www.adhd-navi.net/adhd/shindan/monshin1.html
※ 自分がADHDかどうかは医師によって診断を受けてくださいね。


みんな誰でもいくつかの症状にあてはまるかもしれないけど、それが学校や職場で学業や業務遂行上の問題(障害)になっているかどうかが、大きな分かれ目で、それにはちゃんとした証拠があるかどうかがADHDの決め手ではないかと思います。
ボクなりに極論を言うと、そういう症状があっても勉強はできて、仕事もうまくできればそれはADHDではないと思います。「そういうタイプの人」と個性で簡単に済まされます(そういう人はいるんだろうか?もしいたら漫画のキャラクターか何かだろうな)。

でもADHDはこれらの症状があるゆえに、普通の人(定型発達者)と比べて物事がうまくできなかったり、仕事や生活を営むうえで支障を来してしまう。
たとえば衝動性で順番が待てないとかだと、学校じゃ給食の時間とかにはケンカが絶えないでしょう。席替えの時間も然り。掃除が嫌いだったら、サボってどこかへ行ってしまう。同級生から嫌われる要因になりますね。

勉強ならみんなよりも極端に成績が劣っていて、同級生にバカにされたりする。日本の学校では全体の習熟度に合わせて授業を進めていくから、授業を進める先生にしてみれば「問題児」。

仕事であれば、誤字脱字(これが契約書や見積書、請求書とか数字が絡むものなら案件によっては大変)が絶えない、仕事中にふと頭によぎったこと、何らかの刺激が加わったことで集中できなくなってミスをする。何の考えもなしに、独断で行動を起こされたりしたら、職場や上司にしてみれば「問題社員」。

会社で組織で働く上で、こういう症状があるととても困る。どんな仕事でも100点が当たり前の中で、ちょっとしたミスが命取りになる場合があるしミスは絶対に許されない。上司の了解や、同僚に何の相談もなく、勝手な解釈や思い込みだったり、何の考えもなく行動されるとチームワークが乱れる。

こういう症状や事例が重なることで生活や仕事に影響が出る。家庭、会社という組織の中でその症状があることで一部で機能しない、正常に回らなくなる。だから障害です。
ただ単にミスや問題行動が多いから障害ではない。そのせいで周りに迷惑や損害を出してしまうことが障害だと思います(逆にその症状をフォローする環境があって、うまくまわれば障害ではなくなるのではないかなと考えます)

そしてこの症状の原因は脳の機能不全が一番有力だと言われています。「7歳以前から」という言葉でピンと来た方もいると思いますが、つまりは「生まれつき、先天性」なのです。

ADHDの脳の解説をした動画です。13分50秒あたりから見ていただければ、とてもわかりやすいのではないかと思います。


ということは、風邪みたいな病気と違って症状は本人の努力、環境や薬物治療で多少は抑えることはできても、根治は現代の医学では不可能といわれています。



次回の記事では、ここで書いたADHDの症状が「片付けができない」とどうつながるのかをを考えていきたいと思います。
長い記事でしたが、最後まで読んでくださってありがとうございます!

それではおやすみなさい。




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