今日は、ADHDの特徴・症状から「ADHDはなぜ片付けができないのか?」について考えていきたいと思います。
ADHDの症状は大きく3つあります。
# 不注意(集中できない、気が散りやすい、忘れ物をしやすい、物を失くしやすいetc..)
# 多動性(いつもそわそわしている、静かに遊べない、しゃべりすぎるetc..)
# 衝動性(順番を待つことができない、他の人の邪魔をしたりする、場の空気を読まない言動etc..)
これらの症状・特徴がどうして「片付けができない」に結びついてしまうのか?
結論はどれか一つのカテゴリや症状によるものではなく、3つのカテゴリ・症状が重なって起こるのではないかと考えます。
見方を変えて考えます。
ADHDの症状・特徴をこう考えることもできませんか?
# 不注意 → いろんなところに興味・関心を向けやすい
# 多動性 → めちゃ元気、活動的(Hyper+activity=超活発)
# 衝動性 → 突飛な発言、行動
ひとつのことに意識を向けてコツコツやるよりも、あちこちに興味や関心を向ける。
興味・関心があることにはしゃいで、「うっかり(不注意)」の姿はどこかへ失せてのめり込む。
誰も予想しないことを何の前触れもなく突然、起こしてしまう(トラブルにつながることもありますが…)
いい風に考えれば、とても無邪気な子供っぽい特徴を持っていると思います。
子供のうちはそれで「いじらしい」で片付けられますが、大人になってもこういう状態が続くと、社会に出たときに困ります。
大人のADHDは、常時こういう症状・特徴がつきまとうのではないでしょうか?
# あちこちに意識が飛んで、
# 意識が向いた先で何も考えずに、「やっていいかどうか」を判断しないで思いつきで行動して、
# 興味・関心があちこちに向きやすいからどれも飽きるのも早く、
# 中途半端でやり遂げられず、
# 好きなことであれば意識を向けてできるが、
# それにとらわれずぎて、重要なことや期限が決められている仕事を忘れて、(先延ばしにしてしまう)
# 気がついたら手を出しすぎたツケがまわってくる。
その極めつけが、ワーキングメモリーが低いこと。
ワーキングメモリーとは日本では「作動記憶(作業記憶)」といったりしますが、「次はあれをやって、これをやって…」と短期的に覚えておく容量が一般人と比べて少ない。
興味・関心があって短期間のうちに、それも一度にあちこち手を出すのはいいけど、その短期間の中で記憶が抜け落ちやすいから、目の前に現れたもの、得意なことや好きなことばかりを追いかけ続けて正しい優先順位がつけられず、それより前のことは忘れてしまって中途半端になる(結果的に後回し)。
後回しにしてしまうこそがADHDが「片付けができない」あるいは「部屋が散らかり放題」、「ゴミ屋敷になる」の正体だとボクは考えます。
片付けが好き・得意という人、片付けが嫌い・苦手という人どっちが多いかというと、断然後者のほうが多いと思います。ADHDならなおのことと思います。ボクもその一人です。
好きなこと・得意なことばかりを優先して省みないから、そのツケが部屋の散らかりにまわって、片付けが後回しになって最終的にはゴミ屋敷になる。
だからボクの部屋は以下のプロセスでゴミ屋敷になりました。
# 出したら出しっぱなし(必要なもの、ゴミ問わず、物なら何でも)
# 出したら出しっぱなしのうえに、さらに物を拡げる
# それでも片付けない
# ふと気が付いたら「片付けなきゃ!」となるが、
# あれこれ意識が向いてしまって、優先順位がつけられず、どこから手を付けていいかわからず、
# 途方に暮れる、あるいは片付けをはじめても目に入るものに気を取られて進まない。
# そうしているうちに学校や仕事、家事など日常的に、反復的にすることがはじまり、それに追われて、
# 片付けられず、その上にまたさらに物を拡げてしまう
ADHDの症状を踏まえて部屋がボクの部屋がゴミ屋敷になったプロセスですが、「どうして、いままで気が付かなかったのか!」とハッとしました。
ADHDの当事者の方や「片付けられない」と悩んでらっしゃる方もこれと同じでしょうか?
読者の方のご意見をぜひ聞きたいです!
さて、次回の記事ではADHDの症状・特徴を踏まえながら部屋をきれいに保つ方法を具体的に掘り下げていこうと思います。
それではみなさん、おやすみなさい!
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