裏庭のイチジクが収穫期を迎えました。ロングドゥートという品種で、毎年大きめの実をたわわにつけてくれる我が家の人気者。

 

本当はしっかりと熟すのを待ってから収穫したいところですが、熟せばもれなく蟻や蜂との争奪戦が待っているので少し柔らかくなったくらいが狙い目です。

 

 

 

 

実もしっかりしていれば葉もよく茂るイチジク。しかし、あまり上の方についた実は届かない!木が3mを超えれば強めの剪定にも耐えてくれるので、わたしはこの季節にもわりとばっさり剪定します。

 

剪定時に出る小枝や葉はこれまで土に返していましたが、せっかくなので今年は染色に使ってみることにしました。

 

 

 

 

まずは、枝葉を煮込んで染色液作りです。

 

 

 

 

この立ち昇る蒸気がびっくりするほど良い香り!!というより、美味しい香り!!まるでコンポートを作っている時のように、キッチンはイチジクの何とも言えない甘い香りでみるみるいっぱいになりました。

 

そんな蒸気を胸いっぱいに吸い込んでいたら遂にコンポートが食べたくなり、この後収穫した実でコンポート作りをする事となりますが・・・それはまた別のお話!

 

 

 

 

毛糸などを染めるときは葉は漉しますが、今回は袋なのでこのままグツグツ。適当にみえますよね。適当です(笑)

 

 

 

 

鉄媒染と最後まで迷いましたが、銅媒染で。ちなみに銅媒染に使う媒染液は、十円玉などの銅を同量のお酢+水に1週間浸けておくだけで作れます。

 

染色液→媒染液→染色液を2回ほど繰り返し、あとは洗って陰干しをすればできあがり。最後に染色液を流すときが一番ドキドキする。楽しい瞬間です。

 

 

 

 

淡い茶色。いい感じに染まりました。

 

 

 

 

ちなみに、同じ袋をスモークツリーで染色した時はこんな色でした。違いがわかるでしょうか?微妙すぎる?(笑)

 

 

 

実際に見ると色は結構違います。染めの回数や媒染液で変化するので、実験が好きな方は草木染めに必ずハマることでしょう♫

 

 

 

 

さあ、次は何を染めようかしら。これまで敵視してきた雑草を使うのもいいかもしれませんね。少しは仲良くなれるはず(笑)

 

 

 

今日も梅雨空です。

染め日和と思って楽しみましょ。

みなさまも、良い1日を!