僕がロービジョンフットサル東日本リーグを終えて、
せっかくのつくば開催で、障害者サッカーではあまり見られない「ホームの雰囲気」の中、勝利という結果には結びつかず、とても悔しい思いでいっぱいの中、
担当であるなないろサッカーフェス2017体験ブースに戻りました。
するとそこには、とあるお母さんと男の子がいました。
その親子は、7月につくば市の洞峰公園できたが開催されたなないろスポーツフェスタ2017にも障害者スポーツの体験でお会いしていた親子でした。
「ホームページでイベントのことを知り、ともぞうさんに会えるかなと思ってきました!」とお母さん。
「うん。」少し恥ずかしそうに頷く男の子。
親子揃って、アイマスクをつけたブラインドと、弱視ゴーグルをつけたロービジョンの体験をして、段差を超えたり、ビブスを着たり、小銭を出して買い物をしたりする体験をしていただきました。
「お母さん、僕がなんとなく見てるから大丈夫。」
「これくらい近づいたら、見えるなあ」
「お金を出すのは難しいなあ」
親子での体験中に出てきた言葉でした。
男の子は、白くモヤがかかったような弱視ゴーグルをつけていました。
また弱視ゴーグルを着けた男の子に、
「ともぞうさんのチームのユニフォームの字は読める?」と聞くと。
「し・の・ス・・ポ??」
「近くに行けば、少しわかるけどなんかわからない」
「でも、見える。」
男の子は、試合後で汗でびちゃびちゃにもかかわらず僕のユニフォームに顔を近づけて教えてくれました。
僕が5年前に眼科の主治医に教えられたこと。
「見えない。でも見える。」
その大切な感覚を、男の子はもう自分のものにしてました。
ロービジョン、弱視である僕が大切にしていることです。
「見えない、見えにくい。だからできない。ではなく、でもなんとかしたら見える。だからどうしよう。今の自分に何ができるのだろう。」
再会した男の子から大切なことを再確認させてもらいました。
