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製造業はもっともっと強くなれる

【売上拡大マーケティング】と【経営システム革新】
これこそが、企業業績拡大の二大キーワードです。
西谷経営技術研究所は、「会社のありたい姿」を明確にして、経営ビジョンを段階的に現実化するためのご支援を行います。  

【まずはマクロなロスに着眼】

エレベータで「閉」ボタンを先に押してから「行先階」ボタンを押すのと、
「行先階」ボタンを先に押してから「閉」ボタンを押すのとでは、
どちらが早くエレベータがスタートするか?

「行先階」を押さないと「閉」が作動しないタイプもたまにありますが、
ごく普通のエレベーターの場合は、
ボタンに手を伸ばす時間を考えないとすれば、「閉」ボタンを先に押すほうが早い。

だからといって、こんな1秒以下のミクロな時間短縮を考えるより先に,
改善すべきもっと大きなムダ時間はいくらでもある。

物事を細かく観察することは大事なことですが、細部にとらわれすぎると
全体が見えなくなってしまう。

工場でも、電燈を消して回るよりも、原価を1円下げることに頭を使わないと、生きた工場改善につながることはありません。

表紙画像s

「工具箱へスパナを取りに行く」「必要なサイズのスパナを探す」行動は「付随作業」であり「ムダ」という。
分析的IEの基本的な考え方だが、こんなことが大手企業でもまだ理解できない所がある。
しかし、このような基盤をしっかりしておかないと、高邁な理論を振りかざしても一部のキャリア社員が興味を示すことはあっても、会社として継続的改善を実現することはできない。
大手企業と中小企業の違いで大きいものは、「厚生費」と「教育費」。

「5Sで工場をきれいにしろ」
「不良品を減らせ」
「もっと合理化を進めろ」

と言っても、やり方を教えないで目標達成だけを求めても改善が進むわけがない。

「何をやるか」
「どうやってやるか」

機械のオペレーションを指導するのは、「訓練」。

改善の進め方を指導するのは、「教育」。

訓練はどこでもされているが、教育がはたして十分なされているか。

ISO9001でも、
「仕事は、必要な力量を明確にして、力量を満たしている要員を充てる」
ことが要求されています。

「仕事のできる要員に仕事をさせる」
「旋盤の使い方を知らない社員に旋盤を使わせない」

当たり前のことですが、

では、5Sを知らない社員に5Sを要求したり、
改善のやり方を知らない社員に、
「ムダを省け」
「不良品を減らせ」
と要求していることはないでしょうか。

工場改善技術は日々研究され、進化しているのです。
我流の改善は、必ずライバルに後れを取ることになります。



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【道楽の技術開発は今すぐ停止】

大手も驚く技術開発を成し遂げた中小企業の例がマスコミで
紹介されることがあります。

しかし現実は、新技術の成功事例は1%に満たないものです。

仮に開発に成功したとしても、事業として成功する可能性と
なると、非常に確率の低いものになってしまいます。



==この続きは http://bit.ly/185B8sE をご覧ください==

ありきたりの工場なんてありません

「他所にはない、自分の工場の特徴やユニークさをアピールしなさい」
と言ったら、大抵の社長はこう答えます。

「うちには特徴なんてありませんよ。設備も、製品もどこにでもあるありきたりのものだし。注文をもらうためには、値段しかありません」

本当にそうなのでしょうか。
この工場の顔料配合工程では、色替の時、タンクの中を「ここまでやらなくても」と思うほど、徹底的に拭き上げている。配管の掃除も無色のペレットを流して、次に濃い色がこようが、薄い色がこようが前の色が混入しないように、必要以上とも思われる徹底した清掃を行っていました。

おまけに、段取替え時間を短縮するために、作業も十分合理化されています。

「この清掃状態をアピールしましょう。お客はきっと感動してくれます」
と言ったら、
「この程度のことは、どこでもやってますよ」
という返事。

自分たちは「当たり前」と思っているかもしれないけれど、お客はそうは思っていない。色の混入を防ぐための苦労は、お客は知らないのです。



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013年6月11日 9:06に西谷経営技術研究所さん(ノート)作成

工場改善が進まない

 

工場長が製造課長に、

「どうも現場に仕掛品が多いような気がする。もっとスカッとならんか」

「はい。検討してみます」

 

一週間後、「この前頼んだ仕掛品。あれどうなった?」

「はい。今仕掛品の量を調査しているところです」

 

仕掛品の調査など、日報を調べれば一時間で分かる。

この課長は、まだ何も手を付けていないのです。

 

仕掛品が多いことくらい、現場を見れば分かります。

仕掛品は少ない方がいいことも、分かっています。

減らそうと思っても、つい日常業務にかまけて改善業務に手が付けられない。

しかし、工場長の指示とあらば、放置しておくことはできないはずです。

でも、腰を上げない。

 

続きはこちらから ⇒ http://bit.ly/11DxmpU


 
プラスチック製のパイプを押出成形している工場の話です。

「外径センサーを導入しました」

それまでは材料のロット毎にノギスで外径を測定して
「管理図」を書いていたのですが、
ノギスをやめて、非接触の外径測定装置を入れたのです。


○ ノギスの測定が不要になった
○ 作業者が、外径管理にハラハラ気遣うことが無くなった
○ 連続的に外径が測れるので、品質が向上した

という効果が出たというのですが、外径が規格を外れたら、
警報ランプが点灯するようになっています。

作業者は警報が作動したら、外径を修正すればいいとの
ことです。


でも、どこを修正するのですか?

外径の決定要因は何ですか?

その辺がはっきりつかめていない。


外径を決めるのは、

・ 押出機モーターの回転数
・ 押出機温度
・ パイプの引き取り速度
・ 材料の品質ばらつき

ほかにもあるかもしれません。

金型のメンテナンスの状態でも外径に影響を与えるでしょう。


「規格が外れたら直す」

というのでなく、

「規格内に収めるために、どことどこをいくつに設定する」

条件を標準化することをしないで、警報に頼るクセからは、早く
脱却しなければなりません。

「特性要因図」をじっくり作っていけば、明らかになるでしょう。


対症療法でなしに、原因を見つけて、原因をツブス。

この習慣を続けたら、技術力はぐんぐん伸びていきます。


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☆ 【製造業のための無料相談会】

  日時 : 2月9日(土) 13:30-16:30

  場所 : 大津市ふれあいプラザ(明日都浜大津4階小会議室)

              ⇒  http://bit.ly/V95Uzt

  1社40分です。

  相談を希望される方は、メールでお申込みください。

  時間調整をさせていただきます。


          
 
目標なくして計画なし
計画なくして実行なし
実行なくして成果なし
成果なくして喜びなし


2月度の目標は何ですか?

「顧客獲得」

何社獲得するのですか?

どこにオファーを掛けるのですか?

オファー先リストはできていますか?

どのような方法でオファーするのですか?

何をオファーするのですか?



「顧客獲得」は「目的」

「何社獲得」は「目標」

「目的」「目標」だけでは行動につながりません。

「行動計画」は立てていますか?

計画は漠然としたものでは実行につながることは
ありません。

「○○を△△する」

という表現まで落とし込むことが大切です。


さて、1日10時間仕事をするとして、どの仕事に何時間
割り振る予定ですが?


「計画なくして実行なし」です。

一緒に月次目標達成に向けて頑張りましょう。