どうも、キミです。
突然ですが、あなたは「ストーリーテラー」という単語を聞いて、誰を思い出しますか？
きっと、多くの日本人がこの人のことを思い出したのではないでしょうか。
「世にも奇妙な物語」の永遠のストーリーテラー、タモリさんです。
毎回毎回のあの語りを聴くだけで、背筋がゾクゾクしません？？
当たり前の話ですけど、あなたはこの世にたった一人です。
敢えて、もっと言えば「たった独り」です。
（「一人」は【人数】を意味し、「独り」は【単数】【孤独】を意味してます。日本語って面白いですね）
つまり、あなたの人生（＝ストーリー）は、あなただけしか得られないものなのです。
この世に同じ人間はいないし、
同じ価値観を持つ人間はいないし、
同じ経験、喜び、嬉し泣き、挫折、後悔、その他ありとあやゆるものを味わうことはできないのです。
ところで、ここで一つSF的な命題を出します。
それは、
「オリジナルとクローンは同じ人間なのか？」
という問題。
この問題は、昔からあらゆる創作物で扱われてきた問題ですよね。
あの「ルパン三世」ですら扱われてきました。
あなたはこの問題をどう考えますか？
アインシュタインのクローンは、やっぱり「アインシュタイン」だと思いますか？
エジソンのクローンは、やっぱり「エジソン」だと思いますか？
僕の個人的な見解を述べるならば、答えは「否」です。
何故なら、
「まったく同じ遺伝子」＝「まったく同じ人間」
という図式が成り立つのならば、
「一卵性双生児」＝「互いに互いのクローン」
っていう事になるからです。
一卵性双生児は、一つの受精卵が二つに分かれることによって生まれる双子のことですからね。
一つの受精卵なのですから、当然遺伝子はまったく同じなのです。
それで、そんな「まったく同じ遺伝子」を持つ二人は、
・性格
・学力
・経験
・趣味
・価値観
・生活習慣
・好き嫌い
・得意分野
・将来の夢
など、挙げだしたらきりがないのですが、これらはまったく同じなのでしょうか？
もっと言えば、
・まったく同じ怪我
・まったく同じ病気
・まったく同じ境遇
・まったく同じ喜び
・まったく同じ後悔
・まったく同じ挫折
・まったく同じ将来
を得るなんてことはあり得ないですよね？
かすり傷一つ取ったって、同じ場所に同じ種類の同じ傷ができるわけじゃありません。
つまるところ、
この世の独りとて、同じ経験をしている人間は一人もいない
のです。
人は経験から学ぶ生き物です。
遺伝子がまったく同じとはいえ、まったく同じ経験をできない以上、
この世に再び「アインシュタイン」も「エジソン」も生まれてこないのです。
そして、「経験」とは「物語」です。
「アインシュタイン」は「アインシュタインの物語」があったから、「アインシュタイン」になったのです。
「エジソン」は「エジソンの物語」があったから、「エジソン」になったのです。
と言う事は。
「あなた」は「あなたの物語」があったから、「あなた」なんじゃないでしょうか。
つまり、「あなた」には「あなた」足る「あなたの物語」があるのではないでしょうか。
良く「綺麗な言葉」で言われます。
「あなたはあなたの人生の主役なんだよ」
と。
僕はちゃちな「道徳」はともかく、力強く言い切れます。
「あなたにはあなたしかない『物語』がある」
あなたは、この世の唯一にして無二の『ストーリーテラー』なのです。
誇りを持ちましょう！！
P.S
もしも反論で、
「俺と同じような生き方してる奴がいる」
とか、
「みんな同じ社会の歯車」
とか言われても、僕は「否」と返します。
そもそも「同じような」は「同じ」じゃありません。
と言うか、あなたがこれを読んでいるディスプレイすら、同じものは一つもないです。
同じ原料を使っているでしょう。
同じ構造をしているのでしょう。
でも、これって、上でした「オリジナルとクローンは同じなのか？」と同じじゃありません？
同じ原料でも、同じ場所・時期に採掘されたわけじゃありません。
同じ構造でも、同じ原料が組み合わさってるわけじゃありません。
ディスプレイ一つとっても、まったく同じものは存在してないのです。
しかも、あなたが使ったディスプレイの傷ですら、それが付いた瞬間に、この世で一つのものですよね？
同じように「みんな同じ社会の歯車」も否定します。
人にはそれぞれの「個性」「能力」「人格」が備わっています。
それぞれが違うのに、まったく同じ仕事ができるわけがないのです。
もちろん、広義的に見れば「みんな同じ社会の歯車」というのは肯定します。
でも、それだけです。
様々な大きさの、様々な用途の歯車があり、一つとして同じものはありません。
だから、僕は胸を張って、同じものはないと言います。
P.S2
とはいっても、
「あなたにはあなただけの『物語』がある」
と言われてもピンとこないかもしれません。
なので、僕が個人的にやって
「こう考えると面白いな！」
というのをご紹介します。
それは、、、
「自分の考え、感情、行動、身に起こるすべての事象は、この世界を紡いでいる作者による小説だ。この自分の人生を『面白い』と読ませようとする作者がいて、この人生を『面白い』と読みふける読者がいる」
僕はこう考えた瞬間、自分に降りかかるあらゆる挫折や失敗、災難ですらドラマスティックに感じています。
考えてみれば、「アインシュタイン」も「エジソン」も、その他の有名な著名人の伝記は世界中で読まれていますよね。
ほら、人生と言う物語はこんなにも楽しい！