結果が出る前に動く人間になれるか
学力Bが終わった今だから出来ること、試験結果が出る前しか出来ないことがあります。
結果が出てしまうとつい間違ったところにしか目がいかなくなりがちです。試験直後だからこそじっくり反省ができると良いですね(もう今日返却される人もいるかもしれませんが…)
さて、学力ABCの得点と公立トップ高校の目安について、東西南北といっても8割くらい取れれば良いんじゃないか、得点よりも内容が大事ですよ…とこのブログで書きました。
今から得点にこだわると視野が狭くなるので、ABCは質が大事という意なのですが、だからといって何点でも良いというわけではありませんので、塾内では3者懇談などで得点SSなど一定の目安は伝えています。
学力Bが終了したのでここで書きますが、南は480点、北は470点、西は460点が合格の目安です…これはABCで差はありません。東や旭丘は内申点が絡んでくるのでここでは書きません。
上の得点にたどり着いていない生徒は、現時点では合格の力はまだまだ不足していると思ってください。力不足の生徒は学力C以降の学習でSSや合格可能性が大きく下がる可能性があります。
とはいえ、7割8割の生徒は現状この得点を超えていないでしょう。だから公立トップ高校受験は秋以降が勝負なのです。だいたいABCで得点を落とすことって、「分からなくて点数が取れない」よりも「計算ミスや読み間違いで落とす」ことが多いのです。それが秋以降に響くことの無いように注意しましょうっていうことです。
ここまでの入試ロードはどうですか
さて、公立トップ高校を目指す生徒の皆さんは学力A、学力Bを終えてどうでしょうか。
苦しくないですか。受験のプレッシャーや親や塾の先生の励ましが重くなったりしていませんか。
次は学力C、それが終わったら3者懇談です。
そこでは志望校を決めるのではなく、「このまま受験ロードを続けますか、頑張りますか」というのを決めると思ってください。
点数が届かなくても頑張れそうなら続ければ良いですし、人によっては一歩後退することもアリかもしれません。これは人の性格によるので分かりません。
でも先ほども書いた通り、大半の生徒は同じ状況ですので、自分だけ悪いとか、自分だけ厳しい苦しいということではありませんので楽な気持ちでいてほしいです。
札幌南をずっと道コン判定80%以上で合格した人なんかほとんどいないと思いますよ。
保護者の皆さんはこの期間の生徒の表情を読み取ってみると良いでしょう。
言葉だと子どもは辛くても「大丈夫頑張る」って答えてしまいがちです。15歳の中3でも、この時期は難関私立中を受験する小学6年生と視野の狭さは同じだと思ったほうがいいです(特に女の子)。
動きとか表情とか生活リズムとか、その辺をよく見られると良いですね。受験のプレッシャーでおかしくなる生徒も少なからずいます。家庭でのサポート、時には制止することも必要です。
いつも書いていますが、高校入試は「生徒5割、親5割」で決まります。
今後のアドバイス3つ
公立トップ高校を目指している生徒の皆さんに、今後の学習についてアドバイスを書きます。これは弁護士になった大学の後輩がどこかの合格体験記に書いていた内容から拝借します(ぁぉ🐐)
①完璧を目指さないこと
→ここからは時間との戦いにもなりますから、一定のところで妥協することも必要です。よく社会の歴史前半を完璧に覚えようとして、江戸時代の後半~戦後までの大事な知識を覚えられないまま3月を迎えて討ち死にする生徒がいます(白目)。9割行かなくても南北は余裕で合格できます。もっとチャキチャキ勉強しましょう。
②基礎理解はやっぱり大事
→数学や理科だとイメージしやすいですが、文系科目も「なぜ?なに?」の基本理解は大切です。見たことがない問題や実験が出された時も、土台がしっかりしていれば的外れな発想にはならないですし、国語や英語の記述で減点されることが少ないです。
③運動しましょう
→入試当日は250分の集中が必要になります。また毎日の勉強でも相当な体力を使います。
僕は公立トップ高校志望者は中学校外で週50時間以上の学習が必要だと考えています。(合格した後のことも考えましょう)。コロナも心配だしインフルエンザの季節もやってきます。健康面には十分に注意しましょう。きちんと食べて、きちんと寝ましょう。
今回は以上です。
週末、一気に気温が下がるので風邪を引かぬよう🤧