こんにちは、今日は前回に引き続き不動産のいろはを
ご紹介して行きたいと思います。
前回は基本中の基本として、登記簿の事をお話しました。
今回も法務局で取得可能な資料について、説明したいと
思います。
まず公図です。公図とは法務局に保管されている地図の
事です。各土地には地番が付いており、その確認の為の
地図です。
基本的には測量図(この後説明)ではないので、実際の
区画と若干相違する場合もありますので、ご注意ください。
また、区画整理中の場合実際の区画(仮換地)と全く違う
地図が出てきたりしますので、ビックリしないで下さい。
続いて、測量図です。読んで字のごとくその土地を測量
した図面です。なお、全ての土地が測量されている訳では
ありませんのでご注意を。
そして、最後は建物図面です。これは既存の建物がある
場合基本的には取得できます。しかし、時折登記されてい
ない場合もありますので、ご注意ください。
前回・今回と、もっとも基本的な部分ですが、この情報が
全ての基準となり、この基準をもとにプロとしての視点と、
経験・第三者の見解を照らしあわせて調査を進めるのです。
以上がまず始めに行う物件調査のポイントです。実際
みなさんがやることは少ないかと思いますが、このように
して、調査が開始となるのです。