カウンセリングの勉強を続けています。
最近は「グロリアと3人のセラピストたち」を授業で観ました。
カウンセリングの学校では、よく使われる教材ですね
。
グロリアやロジャーズについて興味がわいたので、グロリアの娘さんが書いた本をAmazonで購入。
この本によると、グロリアは無知により深く考えずに映画出演を許諾した。
映画は当初、専門家の間でだけ観られるように撮られたはずだったが、評判が高くなり、普通の映画館でも上映。
それにより、グロリアは熱狂的なファンや批判する人々によって、生活を振り回されるようになる。
そのため、再婚した夫ともうまくいかなくなり、離婚。グロリアは病気になり、わりと早くして亡くなった。
あの映画撮影後、グロリアは最初、パールズを一番評価していたが、結局死ぬ少し前まで時々、連絡を取り合っていたのは、ロジャーズだった。
……この映画ね、すごく考えさせられるのですよ。
ネットには情報が落ちていないので、私が読んだ中から、あの映画について補足します。
まず、グロリアはポーランド系アメリカ人。熱心なカトリック教徒でした。
グロリア自身は幼児期からアメリカにいた記録があるので、おそらくは両親の時代に家族でアメリカへ移民したと思われます。
祖国が戦争によって荒廃したり、なくなったことは、おそらくご家族の間に暗い影をおとしたでしょう。グロリアの成長期や人格形成期にも大きな影響があったと推測されます。
その後、グロリアは結婚したものの、避妊をしたという理由から、今度は教会をほぼ追い出されたようになります
。
カトリックでは、避妊を禁止しているからです。
そして、それはこんないきさつでした。
グロリアはあるとき教会の告解で、子どもがもういるので今は避妊していると神父に打ち明けたところ、ガバッと間のカーテンを開けられ、「二度と聖体をもらうな!」と神父から叱りつけられます。
それ以降、グロリアは教会には出席するものの、聖体(パン)をもらう列には並べなくなりました。
けれども、グロリアの夫は変わらず聖体をもらえるのです。
祖国を失い、教会という精神的な拠り所もうしなったグロリア。
DV夫との結婚生活はうまくいかず、子どもを連れてついには離婚。
ちなみに離婚もカトリックでは、禁止です。
心の拠り所も、経済的な支えもなかったグロリア。仕事は深夜勤務のウェイトレスです。
経済力のある男性を選んで、好きではなくても、交際するようになりました。
ある時、援助してくれる男性とベッドでの行為中、グロリアは9歳の娘に見られてしまいます。
それが、この映画が撮影される前にグロリアに起きていたことでした。
