脚のむくみに利くツボは2つ。
1つ目はすねの内側にある“陰陵泉(いんりょうせん)”。ヒザのすぐ下、骨がVの形になっているところにあるくぼみです。
2つ目はヒジを曲げた時、内側にできる横ジワ上の、
小指側の端にある“少海(しょうかい)”。
心臓のポンプが弱い方って、
血液を押し戻す力が弱いので、
脚に水がたまりやすい。
心臓につながるツボもケアしておきたいところ。
脚のむくみの原因は、
血液だけでなくリンパの滞りも影響しています。
心臓から押し出された血液は約40秒で全身を一周し、心臓に戻ります。
一方リンパは、心臓に戻ってくるのに12時間から24時間かかります。
リンパって、自力で流れない。
筋ポンプ”といって、
筋肉のポンプ作用で心臓に帰っていく。
戻る力が弱いリンパは、
筋肉が収縮しない限り心臓に戻っていかない。
なので
ずっと同じ姿勢でいると、
脚がむくんでしまいます。
リンパを流すツボは残念ながらありませんが、関節を動かすことでリンパを流せます。
関節を動かすと、
関節と関節の間にくっついている筋肉も動くということに。
デスクワークでは手首や足首を回す、
立ち仕事ではつま先を上げるなどの動作が効果的。
2時間に1回は体勢を変えてください。
2時間以上同じ姿勢でいると、
すごく循環不良になっちゃいます。
更に脚のむくみがある方は、
タンパク質が少ない傾向に。
脚のむくみとの関係が取りざたされている”アルブミン”は、
血液中のタンパク質の一種。
血液の浸透圧(血管に水分を出し入れする時の圧力)を調整しているため、
アルブミンが不足すると血管に水分を取り込む圧力が弱くなって、水分がたまるようになります。
病気でもないのにアルブミンの値が低くなる原因は、栄養不良。
タンパク質が少ないと、
血中のアルブミン濃度が低くなってしまう。アルブミンが少ないと、
体の中に余分な水がたまってしまい、
むくみが非常に強く出てきます。
むくみが気になる方は、タンパク質の摂取を意識してみましょう。
むくみの原因である循環不良を解消すれば、夕方まで美脚を保てます。
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