直接的な強い衝撃が
受傷の原因になりやすい
膝の後十字靱帯損傷。

Crea athlete&beauty careへ
過去にNFLチームドクター
そして日本国内にて膝疾患の権威と言われる教授達よりご指導の下にてリハビリテーションをしていた経験から
ご紹介にてご来店されたプロアスリートを
診た直後にて
膝後十字靭帯損傷についてご説明。


膝後十字靱帯(PCL)とは、
膝関節の中心部を
前十字靱帯(ACL)と
十字にクロスする形状で交差し、
膝関節を支える重要な靱帯のひとつ。

関節上部の大腿骨では
前側、下部の脛骨では後ろ側に付着し、
膝関節がねじれる動きを支えたり、
脛骨が後方へずれないように
安定させたりする役割を担っています。

この後十字靱帯は
ACLに比べて太さと強度があり、
スポーツ時などで不測の動きにより
受傷するケースは
前者が圧倒的に多いのに対し、
後十字靱帯は直接的な強い衝撃が
受傷につながりやすい。

大腿骨と脛骨の中心部を
前から後ろへつなぎ、
膝関節を支える後十字靱帯。

脛骨が後ろへ
押し込まれるような強い外力が加わると、靱帯の損傷や断裂が引き起こされます。

特に膝を曲げた状態で
前面に突発的な衝撃が加わると、
剪断力(=逆向きの力によって断面に生じる滑りやズレ)が働いて
脛骨が後方に押し込まれ、
結果として靱帯が損傷してしまう。

発症例はコンタクトスポーツや転倒などが多い。

その中で
具体的な発症例としては、
ラグビーなどに代表される
コンタクトスポーツで
タックルを受けたり、
転倒するなどで地面に膝を強打すること、また交通事故で車が急停車し、
ダッシュボードに
膝下(脛骨上部)をぶつけて受傷する、
いわゆる
「ダッシュボード損傷」などが挙げられます。

後十字靱帯の受傷時には
動けないほどの激痛を伴い、やがて徐々に炎症による腫れや熱を感じるようになりやすい。

このため急性期には
疼痛によって膝を動かしづらくなり、
可動域が制限されるようになる。

ただし多くが手術を要する
ACL損傷に対し、
後十字靱帯損傷では
炎症がやがて治まると痛みは軽減し、
関節の可動域も改善される。

とはいうものの、
損傷直後の腫れが落ち着くと
次第に関節の緩みが顕著となり、
膝の不安定性が残ることが多い。

放置すると半月板損傷を併発したり、
加齢とともに
変形性膝関節症を発症しやすくなったりと、
膝関節の大きなダメージとなるため注意が必要です。

そのため受傷後は
サポーターなどによる
適切な保存治療とともに、
膝関節の緩みをカバーする
以下のような運動療法が特に重要となります。


運動療法の例① レッグエクステンション

椅子の脚などにチューブを固定して
片足を通し、
前腿の大腿四頭筋を収縮させながら
膝をゆっくり伸ばす。
20回。反対側も行う。

股関節から膝をまたいで
脛骨につながる前腿の大腿四頭筋を
強化することで、
脛骨が後方にズレ込むのを
防ぐトレーニング。

行う際は腰を反らさないように注意し、
足首を90度に曲げて
膝と爪先を正面に向けることもポイント。

大腿四頭筋がより効果的に収縮され、
脛骨を前から引っ張る力をつけることで、後十字靱帯への負荷を軽減できる。

力が入りにくい場合は
上図のように椅子を手で支えたり、
前腿に手を置いて
動きを確認するのもおススメ。

運動療法の例
② バランスディスクスクワット



肩幅より広めのスタンスで、
バランスディスク2枚
それぞれの中央に足を乗せる。
膝と爪先の向きを揃え、
バランスを取りながら
腰を落としてスクワット。
20回繰り返す。

バランスディスクとは、
空気を入れて膨らませる
円盤状のトレーニング機器。

この上でバランスを
微調整しながらスクワットを行うことで、大腿四頭筋をはじめとした膝関節を支える筋肉が満遍なく鍛えられる。

その結果、
どんな状況下でも力を発揮できる
筋肉の協調性が養える。

膝関節の障害予防だけでなく、
スポーツの競技レベル向上に
有用なトレーニングとしても
おススメなトレーニングです。

なかなか良くならない
「膝」のリハビリは
https://lin.ee/iUDy3Cc

#プロアスリート治療#後十字靭帯損傷
#前十字靭帯損傷#膝リハビリテーション
#早期回復#三島市整体#三島市鍼灸