【こんな世の中をどうしたい?】
この前、ある"真実探求YouTuber"の動画のサムネイルを見て、昔読んだ「漫画」を思い出した。
その漫画のタイトルは『クニミツの政(まつり)』で、今から約20年前に「週刊少年マガジン」に連載されていた(安童夕馬原作、朝基まさし作画)。
連載が始まった当時(2001年)、弟が購読していたその少年誌を読ませてもらっていた。
主人公は腐った世の中に対する反感から「政治」に強い興味を持ったヤンキー『武藤国光』。若くて破天荒なクニミツが政治家にしては誠実すぎる男の秘書になり、仲間と共にその坂上氏を支えて市長に当選させる。
しかしクニミツは秘書で終わる男ではなかった。「世直し」のため、彼が本当に目指すのは⋯!
⋯というストーリーなのだが、汚職や不正選挙の問題だけではなく、金儲けのための道路工事、カルト宗教、学校教育、医療、農薬問題などにも鋭く切り込んでいた。
2023年5月現在、Amazonの「Kindle Unlimited」で会員は無料で読めるようになっている。
【極!合本シリーズ(全7巻)】
第1巻:単巻版1~3巻を収録
第2巻:単巻版4~7巻を収録
第3巻:単巻版8~11巻を収録
第4巻:単巻版12~15巻を収録
第5巻:単巻版16~19巻を収録
第6巻:単巻版20~23巻を収録
第7巻:単巻版24~27巻を収録
農薬・化学肥料問題、薬害・医療問題をテーマにしているのは合本の第6巻〜7巻。
【取り上げられていた内容】
私が「今」だからこそ注目した点をまとめてみた。
《食と健康関連》
・化学肥料を使うことで土が固くなり、作物の根が伸びにくくなる
・化学肥料で弱った野菜は虫に食われやすくなる
・そのため、農薬をまかないと育てられない
・日本は農薬使用量が世界第一位の農薬大国である
・農薬とアレルギー症状(アトピー湿疹や喘息)の関係性
・ニセ無農薬の食材を高値で売っている店がある
・家畜に使われる大量の抗生物質の危険性(薬漬けの動物)
・学校給食問題(食材の安全性)
《医療関連》
・単なる風邪に効きもしない薬を出す医者(確信犯?)
・風邪薬(解熱剤・消炎剤・抗生物質など)を飲む方が、症状が長引く
・薬を飲んだせいで病気になることもある(薬害/副作用;スティーブンス・ジョンソン症候群など)
・薬としての抗生物質の乱用の危険性(薬漬けの人間)
・インフルエンザ脳症という病名が存在するのは、ほぼ日本だけ(原因は別にある;解熱剤の副作用の中に「急性脳症」「ライ症候群」もある→薬害の可能性)
・インフルエンザの危険性を煽る情報源は○生○働省との関係が深いところ
・○生○働省から製薬会社への天下りが多い(儲かるようにしてやりたい)
・日本は医者が多すぎる(=それだけの患者が必要)
・診療報酬を水増し請求する不正行為を行う病院がある
・日本に多い「多剤投与(一度に数種類の処方)」の問題
・予防○種に副作用はあるが、予防効果はほとんどない(しかし恐怖を駆り立て、打たせる)
【20年経っても気づかないのか】
多分、この漫画を当時読んだ人たち、あるいは最近になって読み返した人たちの大半は「トンデモ論」だと笑うだろう。
政治の不正問題に関しては、「まぁ、それは事実あるんだろうね〜っ!」て思ったとしても、医療や食の問題に関してはメディア自体がスポンサーに遠慮して悪いことは報じないから真実に辿り着けない。
少年漫画だし、下品でふざけた場面が多いが、取材をもとにしたシリアスな問題が次々に提示される。「なるほど、なんか変だなって思っていたんだよなぁ⋯」と思えば、子供だって今ならネットで深掘りできる時代だ。
「メディアはこう報じているが、何かおかしい。私はそうは思えない。」と感じたなら、世間に流されずに、どうぞその気持ちを大切に!
どう転んでも、「自己責任」となるのだから⋯。
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