6月読了本 1(購入分) | 戯言cafe

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好きなことを好きなように。

船を編む /三浦しおん

長い年月をかけて作られる辞書。
その現場で言葉の波にさらされる編集部の人達の生きざまは、
変人かもしれないけど、カッコいい。
普段何気なく使ってる辞書も、今後、見方が変わりそう。
大渡海、本屋さんで探してしまいそう(笑)



断章のグリム 14ラプンツェル (上)/ 甲田学人

ラプンツェルは、塔の中に閉じ込められて、髪を垂らすくだりしか
知らなかった…。
こういう話なんだ。
葬儀屋の断章で生き返った怪物みたいな娘に、心の安らぎを得る母親。
それまで失って蒼衣を逆恨みって、壊れまくってるとしか思えない。


断章のグリム 15ラプンツェル (下)/ 甲田学人

神狩屋さん、まさかの裏切り。断章を長く抱え込むと、
いずれは狂っていくものなのか。
蒼衣の望む普通は、どんどん崩れていくな…。
そして、入院するのは恐いと、作者は読者に思い込ませたいのか!?
大きな病院に行くのが、怖いんですが(--;


断章のグリム 16 白雪姫(上)/甲田学人

蒼衣の記憶と、実際に起きた事件との食い違い。
現場を訪れて知った事実と、夢見子との関係は…。
これも、神狩屋の仕組んだことなのか!?


断章のグリム 17 白雪姫(下)/甲田学人

普通にこだわった蒼衣にとって、この結末は幸せだったと言えるのかどうか。
正直、学校の友人が巻き込まれなくてよかった。
蒼衣の「普通」の象徴みたいなものだから、神狩屋が狙うと思ってた。


劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ (下)/浜崎 達也

上巻があそこで終わった理由が分かった。
オカリン、仲間のことを大切に思いすぎるから、自分のことを蔑ろに
しすぎじゃないか。
紅莉栖がタイムマシンを使うことに、あまり躊躇してないようにも見えたけれど、
ラストにはニヤリとさせられた。
映画も見たいけど、Blu-rayになるまで無理そう。


俺の妹がこんなに可愛いわけがない 12/伏見つかさ

その選択かよ!?と、驚きつつ…。
タイトルからも、この選択肢しかないと思うけど、なんかモヤモヤしたものが
残るラストだった。
作品は好きだけど。


妖怪アパートの幽雅な日常 8/香月 日輪

プチとはいえ、特別な力を持つと、危険な時にどう対処するか
考えてしまうんだね。
強盗に人質として監禁され、千晶やクラスメイトを救うために、
力を使うか躊躇する夕士。
そこで躊躇わないようなら、プチに選ばれないだろうけど。

青木先生は、ずいぶんとこき下ろされて書かれているのは、読者に、
反面教師にしてもらいたいからなのかな。