2月読了本 3(購入分・借り物) | 戯言cafe

戯言cafe

好きなことを好きなように。

SOSの猿 /伊坂幸太郎

暴力は悪なのか。何かに迷ったとき、バロンダンスを思い出してしまいそう。
SOSをキャッチしたとき、自分は助けるために動けるのかしら…。

今回の作品は、いつもの爽快感(痛快?)は無かったでした。


闇の伴走者: 醍醐真司の猟奇事件ファイル /長崎尚志

帯の煽り文句に期待したけれど、それほどではなかった。
漫画業界の舞台裏、編集者の本当の仕事について知れたのはよかった。
けれど、犯人に関して意外性はあまりなかった。

トリックもなぁ・・・。


ビブリア古書堂の事件手帖 4/三上延

江戸川乱歩は、小学生の頃に図書室で借りて読んだくらい。
ドラマも見たかな。
なので、乱歩に関するうんちくはすごく楽しくてためになった。
栞子さんと大輔の距離が縮まったのもいい感じですね。
やっと現れた母親は…得体のしれない人。
なにか凄まじいことを遣りかねないような。

人間椅子の結末が、思い出せなくてもやもやしてます(笑)


特等添乗員αの難事件 3/松岡圭祐

面白かった。絢奈の鮮やかな閃きもだし、壱条家との繋がりも深まったし。
ラテラル・シンキング、改めて凄いなぁ。


硝子のハンマー  /貴志祐介

密室の可能性を1つずつ潰し、最後にたどり着いたトリックの真実は、
想像を絶していた。
榎本と青砥はいいコンビになりそうですね。
犯人の背景に同情する部分もあるけれど、だからといって人殺しは…。