2月読了本 2(購入分・借り物) | 戯言cafe

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3月に三国志検定が開催される影響か、本屋さんに三国志の本がいつもより
多く並んでるのでうっはうはでした(笑)
今回は気が付いたのが締切直前だったことと、全く勉強してないので
受けませんが、もし第四回が開催されるなら、せめて2級は取りたいです。
3級、2級はマークシートですが、1級は「三国志の正史と演義の違い」について
論文でまとめるというもの。
・・・困ったことに、論文の書き方が分かりません


それからの三国志 (上)(下)/内田重久
 
諸葛亮が五丈原で亡くなってから、晋が中華を統一するまでを描いた本。
小説というよりは、解説書?
三国志を扱った本(特に小説)は、諸葛亮が死んだところで大体終わって
しまうので、「それから」を読むのは楽しかったです。

いびつながらも「国」として形作られると、あとは内側から腐っていく
ものなのかしら。
群雄割拠した時代は終わり、権力の取り合い、暗殺、その他もろもろ
後ろ暗い話が続くのみ。

晋が長続きしなかったのは、腐敗した部分をきれいに取り除けないまま
魏を乗っ取ったからだったりして

どろどろした話だけじゃなく、当時の風習や、流行なども詳しく描かれていたので、
時代の流れとともに儒教が廃っていったのもよくわかりました。

少しだけ残念だったのは、魏と蜀の様子は事細かな描写があるのに、呉は
補足程度だったこと。
陸抗と羊祜のエピソードが読めるの、ちょっと期待してたんだけどな


図解 三国志/藤井勝彦

三国志演義の有名なエピソードを紹介した後、正史の「~伝」の簡単な紹介、
さらには正史と演義の違いを紹介しています。


トリビアネタも載っていて、赤壁の舞台となったとされる場所は、
現在5か所あるんですね(--;
諸葛亮の墓が2か所あったり、演義の創作で存在しない貂蝉の墓が
ある国ですから、むしろ5か所で収まってよかったねとか
思ってしまいました
下手すると、長江すべてで言い出しそうだし。


本の内容が面白かったから購入したんですが、一番の決め手になったのが、
「孫権は短足」の一文でした(笑)


俺と下僕の妖怪退治/天堂里砂

下僕に対してのみドSな穂月と、こき使われまくりの下僕の虎太郎。
悪さをする妖怪を懲らしめるというより、拗れた原因を取り除き、
互いのいい距離を測っているような印象を受けました。
穂月が引きこもりをしている理由も徐々に明かされ、
これからどんどん盛り上がるのを期待。
コスプレ好きな妖怪が、伊達正宗のコスプレしてるのには笑っちゃいました。
その調子で夏候惇も!←アホ


前作の「鏡原異聞」が楽しかったので、新シリーズも飛びついちゃいました。


モンスター・クラーン 悠久の盾・虚構の箱舟/結城光流
 
ロード・スケルトンが登場してるシーンは楽しいけど、それ以外は・・・。

3巻でレ二が登場した際、簡単な説明が一切なくて?だったけど、
ラストで明かされた正体に唖然。
それってありなの!?