7月読了本 3(購入分) | 戯言cafe

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儚い羊たちの祝宴/米澤穂信

あるブログで紹介されていて、気になって読みました。
短編小説ですが、目的のためなら手段を選ばない彼女たち。
その行動は、怖いというよりは、むしろ高潔にさえ思えてきました。

一作だけ、読んだことがあると思ったら、ストーリーセラーに収録されてました(^^;


学ばない探偵たちの学園/東川篤哉

本屋大賞を取った作家さんだったことと、「完全犯罪に猫は何匹必要か」が
面白かったので読みました。
推理小説は、トリックなどはあまり考えずに読み進めるほうですが、
これはひどい(--;

あるところで、「事実は小説よりも奇なり」という言葉を考えた人に
読んでもらいたいとコメントが書いてありましたが、同感です(--;

バナナの皮で滑って転んで死ぬのと、どちらがリアリティあるかなってレベルです。


ゴーストハント 鮮血の迷宮/小野不由美

漫画で読んでいたからか、怖さはさほどでもなかったです。
身に危険が及ばないのであれば、こんな洋館を探検してみたい(笑)


スロウハイツの神様(上)(下)/辻村美月
 
上巻は、スロウハイツの住人達の性格や今の状況を、これでもかと
見せつけてきた。
危うくもバランスの取れた関係が、徐々に壊れてきたところで終了。
続きが気になる終わり方でした。

そして下巻は、バランスがどんどんと崩れる中で、彼らの夢が叶い、
隠しごとが暴かれ、最後に素敵な恋を明かしてもらいました。
べた甘なシーンは一切無くても、こんな素敵な恋愛小説が読めるとは
思いませんでした。